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とても深い霧が広がった。自転車で突き抜けていく。うりゃあ。
ARDL。
ドニ美術館にあった、ルドンの「Fleurs etranges」がとても良かった。たまにこういう出会いがあるから美術館は止められない。
もちろん再会は素晴らしい。僕たちは何度だって同じ絵に感動を覚えることができる。それでも、まだ見ぬ誰かがそこで待っていてくれて、僕たちに知らない香りの紅茶と知らない味のクッキーを出してくれる、それはなんて素晴らしいことだろう。知らない声を聞く、知らない手を見る。
「どうしてロマサガのピアノコレクションズはないの？」「ないなら作ればいいんだよ！」という DIY 脳である。いやいや。
曇り。こんな日には、そうだな、茶色いシメイでも飲むことにしよう。
ARDL。
キリンの進化について調べていたら、ウイルス進化論を知ってしまい椅子からずり落ちた。インテリジェントデザインの系譜なのかと思ったけど、そうでもなさそう。いずれにせよ、ダーウィン進化論はほんと嫌われてるのね。
ミキサーでオレンジジュースを作る。ザルで漉しました。
ドレミ楽譜出版社の存在なくして、自分が作曲をするようになったとは思えない。楽譜が kindle 本になったら大人買いするんですけどね。
朝は雨が降っていた。曇り空が続く。秋はそういう季節なのだろうか。
ARDL。
「このクルマのせいで工事できないんだけど持ち主知らない？」と言われたり、「京都に六日間行くんだけど何したらいいと思う？」と言われたり。
ショパンは自分の年齢で、すべての練習曲、すべての前奏曲、すべての即興曲、すべてのバラード、すべてのスケルツォを作り終えていたんだから、そりゃピアノを弾く指も震えますよ。希望は、子守歌やピアノソナタ第3番や舟歌や幻想ポロネーズやチェロソナタくらいにしか、うん、まだまだいけるぜ！
夕食に、ブロッコリーを茹で、鮭を焼き、フライドポテトを揚げて、チーズオムレツを作った。いつも心に小林緑を。
天気は良い。このところ妙に暖かいね。九月後半は本当にしんどかった。
ARDL。
交流と交流が組み合わさるとわけが分からなくなるね。いや懐かしい。
「無料本の無料部分を最後まで読んで、『あーここで打ち切りかー』とつぶやくってライフハックはどうかな？」「小銭を拾おうとして崖から落ちろ」
この国では運転中にセンターラインオーバーの対向車がガンガン来るので毎日が恐怖である。高速道路の合流部分でも、基本的に譲ってもらえることはない。権利は自分の力で勝ち取るべきものなんだよ！
曇り。「ギリギリセーフ」は「ギリギリアウト」の補集合ではない。
ARDL。
携帯電話のプリペイド SIM、インターネット上で照会すると通話無制限になっているはずなのに、実際にはなっていなかった。なんだこりゃ。
MISTER MINIT で合鍵作製を依頼したところ、十秒もかからずに終わったので、「早っ」と日本語で言ったら「早いだろ」とフランス語で返された。
「クジンシーとの戦い」の主題はドリア旋法であることに気が付いた。チョコボの主題がミクソリディア旋法であることにも気が付いた。
やや曇りである。クルマでマルシェに行き、パンやチーズや野菜果物やハムを買い込む。部屋でパスタを茹で、フライドポテトと揚げパスタを作った。
午後はクルマで黒猫の森へ。森自体はそこまで面白くなかったので、サイクリングロードを高速道路まで歩いた。畑が広いねえ。ベンチに座ってポテトチップスを食べてコーヒーを飲む。うまい。
クルマで古い小道を通り抜けて、ビエーヴルの町へ。ちょっと散歩をして、カフェでコーヒーを飲み、ケーキを買っていく。川の近くには昔は水車があったらしい。イニーを通って帰った。湿地を歩き、近所を歩く。
黒猫の森の近くには日本のニュータウンそっくりの新興住宅地があった。判で押したような住宅がきれいに立ち並ぶところまでそっくりだった。
天気は良くなった。電車でパリへ。カタコンベの入り口を見たり、商店街のパン屋でパンを買ったりしてから、モンパルナス墓地へ。シャブリエのお墓参りをしてきました。サン=サーンスのお墓参りもしたかったのだけど、残念ながら場所がよく分からなかった。モンパルナスのクレープリーで昼食を取る。ガレットうまい。
高級パン屋に寄ってから、電車でエッフェル塔の方に行き、ショッピングモールまで歩く。OLED ディスプレイの展示を見て、カフェで紅茶を飲む。マークスアンドスペンサーの食料品を見ていたらめまいがした。これこそ夢に見ていた外国であるよ。今度いろいろ買い込んでみよう。セーヌ川の中洲を歩いてエッフェル塔の方に戻る。電車に乗って帰った。
中洲では子どもたちがボルダリングをしているとともに、筋トレガチ勢が異常なトレーニングを行っていた。いいところだ。
天気は良い。せっかくなので自転車に乗っていく。筋肉が喜んでいるよ。
ARDL。
ひたすら作業を行っている。なかなかこれは楽しい。時間が消えていくね。
「ベビーカーお断り」や「お子様お断り」を見たら「以前何かトラブルでもあったんだろうね」と思うことにしているよ。他人は邪悪だから偏狭なんじゃない、生きていかなきゃいけないから偏狭なんだ。誰だってそうだろう。
夕方、クルマで湿地の向こうに行き、重い荷物をクルマに載せる。
夕食は西京漬けと白ブーダン。ええ、美味しい食べ物が好きです。
今日も天気は良い。このところ全く上着が要らないね。小春日和だ。
ARDL。
昼食にペペロンチーノを作る。お金のなかった学生の頃を思い出します。
自動車の清掃をする。だいぶ砂が溜まっていたよ。
夕食に豚肉のハーブ焼きを作った。火を通しすぎてしまったので減点二。
「体調不良ツイートを片っ端から自動検出して『あ、それが癌ですよ』とリプライする bot ってどうかな？」「おまえが癌になればいいのに」
晴れたり曇ったり。長い戦争が終わった日ということで、今日は祝日。
ARDM。
保険会社に電話する。マルシェでキノコのお惣菜を買った。うみゃい。
病院に行ったり薬局に行ったり。病院は「英語が話せるスタッフがいる」という話だったのだけど、結局最後までフランス語だけで完結してしまった。言葉は文脈で通じてしまうからね。コミュニケーションにおいて必要とされるのは、語学力よりは文脈読解力だし。日本語でも何も言わないよりはマシ。
小さい男の子向けのプレゼントを買いに行く。喜んでほしいね。
曇り。道路で落ち葉を片付けているひとたちはイヤーマフをしているので、クルマで近づいてもまず気付いてくれない。慎重に慎重に。
ARDL。
データ解析を行っている。楽しくてしかたない。こういうの大好きです。
自分のトリルの手癖は植松伸夫の影響を強く受けている。FF VI の「死闘」が実に典型的で、ああいうトリルをつい無意識に突っ込んでしまう。トリルは薬味であるが、それがなければ寿司も蕎麦もない。
夕食に春巻や焼き鮭やナゲットやハムを食べる。人生は食べること。
晴れたり曇ったり降ったり。ピアノを弾いて、大掃除でもしよう。そうしよう。
ARDL。
「ロジナントって知ってる？」「いや分かんないです」「ドンキホーテの」「ロシナンテですね！」。確かにいい名前ですよね、ロシナンテ。
「ヨーロッパに血液型性格診断の議論があまりないのは、そもそも民族が多様だからではないか？」とのこと。なるほどねえ。そりゃ血液型よりは民族の方が、その個人の性格に与える影響は「大きそう」だわね。
西へ東へ走り回った。三時間半ほど運転したよ。よくがんばりました。
曇り。昨夜、パリで同時多発テロがあり、120人を超える死者が出たという。なるほど、それで他の部屋もいつになく静かだったのか。
午前中は近所の散歩。公園を歩いたり湿地を歩いたり。近所のスーパーで買い物をしてから、クルマで丘の上へ。マルシェで買い物をして、丘の上のスーパーで買い物をする。部屋でパンとピザとお寿司を食べた。うまい。お寿司は甘いのね。
午後は裏山を歩く。落ち葉の山であったよ。夕方、近所の家に立ち寄ってから、クルマでショッピングモールへ。タルトを食べてコーヒーを飲む。スポーツショップで靴を見た。年内には買い替えたいところ。外に出るとすっかり暗くなっている。冬だ。
ご連絡をいただく。町はいつもどおりですが、ショッピングモールは人気が少なく、H&Mは 閉店していました。
曇り。夕方に小雨が降る。やめてくれ、もう傭兵からは足を洗ったんだ。
ARDL。
相変わらず淡々とデータ解析を行っている。ほんと楽しいねこれ。生きている実感が湧いてくるよ。それはそれとして、次の作業もしないとな。
夕食に鶏肉とネギとナスを焼く。今日もまたオムレツを作った。オムレツ作りにおいては、塩加減とフライパンの予熱具合さえ間違えなければ、それなりに美味しいものを作り上げることができる。段取りは大事だ。
イチゴのミルフィーユを食べる。ミルフィーユの味は店によって全然違う。
晴れ。朝ごはんの準備をしていたら、どでかい蜘蛛が出てきたのでびっくりした。ひいい。自分は割と蜘蛛が好きだけど、さすがにこれはきつい。
ヴェルサイユに行く。宮殿でかいなあ。
ARDL。
ショッピングモールも警備が厳しくなっている。そりゃそうさね。
自分にとって不利益があるようなことも自己決定できるのが大人というものだろう。子どもじゃないんだ、それこそ「不幸になる自由」だってあるだろうさ。
部屋のなかで緑色のバッタさんが死んでいた。また来年。
おおむね晴れ。夜は星がうっすらと見えた。クリスマスも近づいてきたね。
ARDL。
夕方、近所の家に行く。これはまた立派なお家であるよ。
現実に存在するリスクと自分が実感するリスクは必ずしも整合しないだろうけど、かといって統計データをにらんでいれば適切な警戒心が構築できるわけでもない。直観はいつでも欺瞞を含んでいるもので、欺瞞を指摘する者はいつでも己の欺瞞を看過しているものだ。
それでも欺瞞に向き合うことは大事だよ。命が惜しいなら、交通事故に気をつけるべきで、日本人であれば、それ以上に自殺に気をつけるべきだ。自殺に追い込まれないように、自分を管理すべきだ。
冷たい雨が降る。フランスにはずぶぬれのお地蔵さんはそうそういない。
ARDL。
体調があまり良くないので早めに帰った。休もう。
ダチョウの肉を食べた。ラベルに autruche と書いてあったので、ostrich のことだと分かった。フランス語だと s がなくなるのは定番ですね。
六年前から作っていた曲をなんとか形にできそうな気がしてきた。メロディはとても美しいと思うのだけど、ふさわしい構成がどうしても思い付かなかった。これが最後のチャンスかも知れない。どうか遠く遠くまで行って欲しい。
雨。近所を歩くとミミズさんがたくさん動き回っていた。何十匹も見えた。
ARDL。
高速道路が渋滞していたので下道を使った。森のあいだを通り抜ける。
ピアノを弾く。序盤の骨組みはおおむね決まった。第一主題は「喜びの島」の第二主題にとてもよく似ている。悪気がなければなんでもできる！
何度も書いているように、自分は二口女の寓意性が大好きだ。都合のいい他者ばかり欲しがっていたら、そのうち食い殺されるかもしれないぜ。
Rince Cochon を飲む夜である。おやすみ豚さん。
朝は快晴だったのに、午後はひどい雨になった。そういうこともあるさ。あきらめよう。
近所のスーパーで買い物をしてから、クルマでブーローニュの森へ。アクリマタシオン庭園まで歩き、カフェで昼食を取る。雨だねえ。しばらく庭園のなかを散歩する。木の遊具ええなあ。動物園もあるのね。クレープリーで暖を取ってコーヒーを飲む。お釣りが異様に小銭ばかりだったので笑ってしまったよ。児童遊具で雨宿りをして、アンジェリーナでモンブランを食べる。美味しゅうございました。
今日は近所でカラスがネズミをくわえて飛び立つところを見ることができた。ワイルドだ。
晴天。素晴らしい秋の日である。
朝は近所を散歩する。マルシェでパンとイチゴとソーセージとリースを買った。湿地を歩いて、部屋に戻る。
電車でパリへ。ポートロワイヤルからリュクサンブール公園を通り抜け、サンミッシェルノートルダムまで歩いた。レストランで昼食を取る。とても美味しゅうございました。
午後はリュクサンブール公園に戻り、夕方までずっと過ごした。いいところだよ。バーバパパ、うまい。
帰りに湿地で夕陽を見ようとしたのだけど、もう真っ暗だった。日本に戻ったら闇は遠くなってしまうことだろう。
晴天が続く。地味に日焼けしてしまうね。くちびるがひりひりするよ。
北東にクルマを走らせる。本物の貧民窟を見てしまったよ。なるほどね。
ARDL。
ファジル・サイの Patara Ballet がとても良い。こういうの大好きです。楽譜が欲しくなってくるよ。ところで、「モーツァルトのアレがモチーフなのはサイがトルコ人だから」というネタを思い付いたのだけど、アレがトルコ行進曲なのは第三楽章だけだよ。「じゃあサイがアレをジャズアレンジしたのはトルコ人だから？」「でもヴォロドスはロシア人じゃなかったっけ？」
レーガーのモーツァルト変奏曲のクライマックスは、ハーゴンを生け贄にシドーを召喚しようとしているとしか思えない。
雨が降る。やれやれだぜ。早く新しいシューズを買ってしまわないと。
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昼食に冷凍食品を食べた。ピカールのアジアンフードが好きです。
郵便局で保険金請求の書類をイギリスに送る。銀行で入金を行って、役所に行って小切手を書いて渡す。することはたくさんある。
「シガテラ」の最終回のひとつ前が好きだった。あの最終回はとてもリアルだし、あれはあれでいい話だなあと思うけど、でもそれはおれの話じゃない。おれにだってバケモノはいる、でもおれには魔女だっている。
降ったり止んだり。極度の体調不良であった。むりやりシリアルを食べる。
ARDL。
シラミの話を聞く。猫たちの背中のことを思い出す。
このところ灰色の猫を見かけなくなったことを気にしている。単に役所のなかに引きこもっているだけならいいのだけど。風邪を引くなよ。
近所の本屋でサイン会をしていたらしく、百人くらいのひとが店に押しかけていた。なんでも Bruce Benamran という方がいらっしゃったらしい。
ボージョレ・ヌーヴォーを飲む。すっきり。
凍てつく地面を転がるように走っているよ。擦り剥いて打ち付けて傷だらけだけど、それでも自分はなんとか生きていけるよ。
天気は良い。こんな日には床の雑巾掛けでもしたらいいじゃない。
ARDM。
クルマで病院に行ってきた。いろいろなことを思い出してしまう。
高級オムレツを食べた。タオルを買ったりキャンドルを買ったりサラダとスープを買ったりカーディガンを買ったりする。買い物は心の洗濯です。
夕方、クリスマスバスを見に行ってきた。丘の上の薬局へ向かう。
今度こそちゃんと生きていこう。うまく生きていこう。
曇り。国旗をよく見かけるので、たぶんサラダ記念日か何かなのだろう。
ARDL。
気が狂ったように曲を作っている。スクリャービンの共感覚を持ち出すまでもなく、すべての調はそれぞれ固有の性質を持っているのだから、移調したらそれは別の曲であるし、転調は常に慎重でなくてはならない。
スーパーでマグロが売っていたので「これ生で食えるの？」「明日の朝までならね」。というわけで、今夜はマグロのお刺身である。
あとフォアグラを食べた。なにこれうまい。そりゃヨーロッパ中から白い目で見られても、フランスは我が道を行きますわ。
曇り。午前中は学校のバザーへ。どういうイベントなのか全く知らずに申し込んでいたのだけど、事前申し込みが必要なのは売る側だけだったのね。係りの方に事情を説明したところ、参加費を払い戻していただけることに。良かった良かった。売場には懐かしのアスレチックランドゲームがあったので衝動買いした。イエイ。
お昼前にクルマでショッピングモールへ。時計の修理を依頼して、ランニングシューズを買って、メキシコ料理を食べた。洋服などを見て歩く。ええのう。
さらにクルマでパリへ。無印良品でらくがき帳を買い、マークスアンドスペンサーでスープやお惣菜を買っていく。LE TANNEUR お財布が欲しいのでサンタさんにお願いしよう。外に出ると冬の匂いがする。今年も残り一ヶ月だ。
「66号線」をよく聴き返している。「それだけで心を守れる」か、そうね、分かるような気がするよ。
曇り。こんな日には食堂で鶏肉とフライドポテトでも食べるに限る。
ARDL。
昔の日記を見返していたら涙が出そうになった。自分はひどい奴だったよ。でもここ数年はだいぶがんばっている。自分の足で立っていると思う。
チャーリー・ブラウンは眠れなくなったスヌーピーを何度も慰めてあげたし、時には人生のすべてをスヌーピーに捧げるために学校を辞めようとしたこともあった。自分も大学院を中退したわけで、やれやれやね。
バイバイ、ノーヴェンバー。また来年会いましょう。なに、すぐさ。
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