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夕方には部屋に戻った。自転車でオオゼキに行き、買い物を済ませる。トマトソースのスパゲッティを作った。
言いたいことはすべて読冊日記に書いてあったのでなんかもうどうでもいいです。オチが読めるまで三十分もかからなかった。
とはいえ、オチというのはコース料理で言えばデザートに過ぎません。「あの映画、オチが見え見えじゃん」と言って、映画全体を否定してしまうことは簡単です。しかし、じゃあ君は本当にその料理全体をきちんと味わったのか? 前菜にうまいキッシュが出てきて、メインに見事な牛肉の赤ワイン煮が出てくれば、たとえデザートがねるねるねるねでも、それは良い映画じゃないですか。
この映画の主眼は、多分、オチにはありません。コール少年が、その特異な能力から生じてしまった問題を、精神科医マルコムと力を合わせて解決していくところにあります。その点に関しては、全体にとてもよく出来た映画でした。戸棚が開いている場面では、映像の力を思い知らされましたよ。
もしも自分がシャマランだったらあのオチをどうするか。決まっています。ラストシーンはカット、ただし冒頭のシーンはそのまま。これですよ。「ああ」と分かってしまったひとは、たとえデザートが出てこなくても、ねるねるねるねを味わうことができるのです。
あと関係ないけど「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」が見たくて仕方ないので探してきます。確か小学生の頃に見たはず。
探したらすぐに見付かったよ。「求めよ、さらば与えられん」か。
十数年振りに見たわけですが、凄まじいまでの面白さに失神しそうになりました。
For example, Watson, you're sitting in a room with an all-southern view.
Suddenly, a bear walks by the window.
What colour is the bear?
もう今年見た映画ベストスリーは全部この映画の独占でいいです。
映画とは完全に別物でしたが、それに関しては翻訳の龍口さんが解説でブチキレていたので溜飲が下がりました。どうもありがとうございます。原作のラストシーンには痺れました。ここまで猫が見事に使われているのを見たのは初めてかも知れない。
そうそう、「クリスマスの思い出」はずるいですよ。
でも、そのうちにだんだん、おばちゃんは、ぼくと、おばちゃんの小さいころの仲よしで、一八八〇年代に亡くなったもう一人のバディーとをごっちゃにした手紙をよこすようになります。
あのさあ、そういうの、止めてくれよ、悲しくなるからさ。
やや低調。
あらすじ。24連装ロシアンルーレットが終わって、17ポーカーが始まりました。続く。
ライバルにバケモノがいないとつまらないね。そうか、こういう考え方がバトル漫画のインフレを招くのか。
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