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三月が始まった。今日も雨である。この調子だと週末に山に行くのは厳しいだろう。十日連続で晴れてくれれば、来週末には行けるに違いない。
会社に行く。
給湯室でお弁当箱を洗いながら「どうして豚の脂って落ちにくいんでしょうねえ」とつぶやいたら、隣のナカジマさんが「あー、豚の体温が高いからじゃないですかねえ」と返してきた。和歌山にパンダがいることを知っていたり、準チョコレートの定義をそらんじられたり、博覧強記としか言いようがない。
新しいパソコンのセットアップを着々と進めているのだけど、それでもまだ全体の三分の一といったところか。いずれはこの日記も新しいパソコンで書くことになる。マシンが変われば文体も変わるだろうか。変わるかもね。
「自分にとって勉強とは、血肉を身につけるためのものだ。
もしも子どもに『どうして勉強しなきゃいけないの?』と聞かれたら、『ごはん食べなかったら餓えて死ぬよね? きみ死にたい?』と聞き返せばよろしい。『勉強しなくても死なないよ』と言われたら、『いや、死ぬよ』と真顔で返せばよろしい。
自分が受験勉強や資格試験のためのテクニックに腐心することにどうしても違和感を覚えてしまうのは、陸上大会の前にドーピングを行っている人間を見ているような気分になってしまうからだ。オウケイ、それでスコアは伸びるだろう。大会では新記録が出せるかも知れない。観衆は喝采をもってきみを迎えることだろう。
しかしそれではきみはいつか餓えて死ぬ。」
と監督がおっしゃっています。それ、最後の決め科白が言いたいだけじゃないですか。ドーピングにはドーピングの道がありますって。
「じゃあカンニングしているひとは?」
「そうねえ、陸上大会でバイクに乗っているひとたちじゃないかな。」
「バイクに気付かないんだ。」
「気付いてないんだと思うよ。」
ひどい。
新しいパソコンに Ruby をインストールするにあたって、当然のように ActiveScriptRuby をダウンロードしたのだけど、1.8.7 だと ndiary の RSS フィルタが動いてくれない。これまでは 1.8.5 で安定的に動いていたので、1.8.5 も導入することにする。
そこで Cygwin を使って Ruby をインストールしたものの、「 cygdrive の下にいない奴なんか大っ嫌いだ」と罵られてしまう。
結局、こちらの方法でバイナリ(ruby-1.8.5-i386-mswin32.zip)をダウンロードして済ませてしまったのだけど、すると今度は「 iconv.dll がない奴なんか大っ嫌いだ」と罵られてしまったのでこちらの方法でインストール。というわけで、日記を書くことができるようになりました。めでたしめでたし。
数年振りに来ました。魚のサラダをいただいたのだけど、これがとても美味しい一皿であった。こんなフレンチは久し振りだよ。パンもスープも美味しく、良い時間でありました。
以前のパソコンのキーボードでは、カーソルキーのすぐ左に Fn があり、Fn とカーソルキーの組み合わせで PageUp, PageDown, Home, End が入力できて、これがたいへん便利であった。しかし、新しいパソコンのキーボードには当然そんな設定はなく、そもそもカーソルキーのすぐ左は Ctrl だ。そこで WindowHelper というソフトを導入してみたのだけど、どうやらこのソフトで設定に使えるのは右 Ctrl ではなく左 Ctrl のよう。そこで KeySwap for XP というソフトで左右の Ctrl キーを入れ替えた。これでなんとか目的は達成できたのだけど、さすがに Ctrl と競合させるというのは、いろいろと不具合があるに違いない。案の定、Grani で隠しておいたメニューバーが表示されてしまった。罪とメニューバーは隠してはならない、と主がおっしゃっているのかも知れない。
いい天気なので、午前中は大学を散歩した。イタリアントマトでコーヒーを飲み、チョコチップクッキーを食べる。新宿のヒルトンで昼食を取り、代々木八幡で電車を降りて、代々木上原を通って帰った。普段どおりに過ごす。
福島第一原発から 20km 以内の住民に避難指示が出た。あそこから実家までは 50km といったところだろうか。電話をかけて、手短に話をする。
心配だ心配だとつぶやいていても、いいことなんてありゃしない。普段から自分はすべきだと思うことをしている。不安を洩らすことも悪態を吐くことも、自分のすべきことではない。涙を流している暇があったら飯を食え。頭を抱えている暇があったら本を読め。机を叩いている暇があったら仕事に行け。
「泣いているひとや怒っているひとに共感できないのは、あなたが未熟な証拠です」と監督がおっしゃっている。済みませんね。
なにこれ。むちゃくちゃ面白かった。開始一分でガン釘付けでしたよ。アニメすごい。
栃木と種子島と新宿を舞台とした、青春のお話でした。あらゆる場面が、なんて美しいのだろう、と感心させられたよ。世界は美しいと気付くことはたやすいけれど、世界は美しいと気付き続けることはずっと難しい。新海誠はいい目を持っているんだろうなあ。
心の痛さが嫌というほど伝わってきたけれど、そうやってつらい思いをして、どうしようもない時間に耐えることもまた、生きることのすばらしさのひとつさ。ほんとうだよ。うそじゃない。
今日もいい天気である。午前中は大学を散歩した。イタリアントマトでアイスピーチティーを飲み、イチゴのムースを食べる。春の花が咲いていたよ。
代々木公園まで歩き、ハンバーガーを食べてから、国立新美術館へ。シュルレアリスム展を見てきた。見たことのある絵がたくさんあったよ。マックス・エルンストの絵はセンスがあって昔から好きです。どんどん作風が神経症的になっていったアンドレ・マッソンに愛の手を。初期の「獲物」がすてきでした。
美術館のカフェでハーゲンダッツのアイスを食べ、代々木上原から歩いて帰る。夜はドライカレーを作った。ばーさまがよく作っていた料理だ。
北に向かって手を合わせる。これでやっと十日か。長いなあ。
穏やかな春の日であった。もうちょっと暖かいといいんだけどねえ。午前中にオオゼキに行く。相変わらず食材は少ないけれど、大した問題じゃない。
日比谷公園の松本楼で昼食を取り、有楽町の北海道どさんこプラザでソフトクリームを食べ、無印良品で買い物をする。銀座一丁目にはいつものように猫のポンがいたよ。お元気そうで何よりだ。スタバでさくらラテを飲む。
三越でお弁当とパンを買って帰る。贅沢な暮らしをしているね。そうかな。
北に向かって手を合わせる。月日が流れれば生々しい感覚もどんどん薄れていってしまう。何千人も何万人も死んでしまったことも過去に流されていってしまう。そういうものだ。分かってるよ、でもまだ何も終わってないぜ。
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