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十時前に起きる。今日も天気は悪くない。しばらくぼーっとしている。なんとなく文章を書いてしまう。やれやれ。のんびりしています。昼食にチャーハンを作って食べる。卵、キムチ、ネギ、豆腐、納豆を入れて、塩と醤油と魚醤で味付けした。なかなか悪くないけど、ちょっと量が多かったかな。
部屋を出たのは一時過ぎ。近所の裏道を猫と一緒に歩いているところを近所の方に見付かってしまった。どうやら僕が猫を飼っていることは周知の事実のようだ。やれやれ。歩いて町屋、電車で代々木上原、コンビニとパン屋に寄って、自転車で研究所。豆腐を食べて、パンを食べる。物理学会の講演申し込みを済ませて、論文の資料を集めて、校正ゲラを提出する。明日銀行振り込みをしないと。
五時過ぎに研究室を出て、歩いて代々木上原、電車で大手町、門前仲町。六時半から十時半まで塾のお仕事。自分は確率の問題が大好きであることを再確認した。お仕事を終えて、電車で大手町、町屋。本を読み終えた。歩いて部屋。夕食を取る。お風呂に入って、洗濯をする。猫達がやってくる。のんびりしています。ビールを飲む。なかなか眠れない。気分はあまり良くない。
寝たのは三時過ぎでした。明日帰省する予定なので急ぎの仕事を片付けました。実家では大先生の論文でも眺めていることにしよう。修士論文、本当に間に合うのだろうか。不安だ。不安だ。
ショコラ・フランボワーズとプリュニエ・ノアゼット。534円。
ショコラ・フランボワーズは、チョコレートのパンにラズベリーのジャムが詰まっていて、ストレートに甘くて美味しい。これはいいですね。
プリュニエ・ノアゼットは、カンパーニュのようなパンの中にナッツと果実が入っていて、これもまた美味しい。のんびりと食べるのに相応しいパンですね。
ちょっと待ってくれ。そんなことよりこれを見てくれよ。
(省略)「この人たちはたしかに人生の哀しみとか優しさとかいうものをよく知っているわね」
この人たちというのはもちろんジョン・レノンとポール・マッカートニー、それにジョージ・ハリソンのことだった。
リ、リンゴがいない。リンゴ・スターは人生の哀しみとか優しさとかいうものをよく知っているわけではないのですか。ひどいよ、ワタナベ君。
言わずと知れた村上春樹の代表作です。再読するのももう何度目になることか。あまりに好き過ぎるために読んでいるとどこまでが自分でどこからが自分じゃないのかよく分からなくなります。こんな状態で感想を書いたら読むに耐えないものが出来上がるのは目に見えているので書かないことにしよう。ただ敢えて言わせてもらえば、この小説が恋愛小説だと知ったときには少なからず驚きました。そうだったのか。知らなかった。それって本当ですか。あとやっぱり良くも悪くも妄想的な話ですよね。そこがいいんだけど、そこが引っ掛かってしまう。何はともあれ 1970 年はやがて 1973 年になるわけだ。
折角だから主な登場人物の印象的だった発言を羅列しよう。
ワタナベ。
「食べものがうまいっていいもんです。生きている証しのようなもんです」
直子。
「ねえ、どうしてあなたそういう人たちばかり好きになるの?」と直子は言った。「私たちみんなどこかでねじまがって、よじれて、うまく泳げなくて、どんどん沈んでいく人間なのよ。(省略)」
緑。
「どうして?」と緑は怒鳴った。「あなた頭おかしいんじゃないの? 英語の仮定法がわかって、数列が理解できて、マルクスが読めて、なんでそんなことわかんないのよ?(省略)」
レイコさん。
私のような無力で不完全な女でもときには生きるってなんて素晴らしいんだろうと思うのよ。本当よ、これ! だからあなただってもっともっと幸せになりなさい。幸せになる努力をしなさい。
ハツミさん。
「でも鼠は恋をしないわ」
永沢さん。
「自分に同情するな」と彼は言った。「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」
何度も書いていますが、永沢さんは理想の男性です。生まれ変わったら永沢さんになりたい。数学者永沢になって一生独身を貫いて拳銃自殺で人生の幕を引きたい。
『ノルウェイの森〈上〉』
ノルウェイの森〈上〉講談社文庫 講談社(講談社文庫) 出演者:村上 春樹(著) 発売日:1991/04, 枚数:15 x 11 枚 --内容(「BOOK」データベースより)-- 暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は1969年、もうすぐ20歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱していた。―限りない喪失と再成を描き新境地を拓いた最編小説。 |
『ノルウェイの森〈下〉』
ノルウェイの森〈下〉講談社文庫 講談社(講談社文庫) 出演者:村上 春樹(著) 発売日:1991/04, 枚数:15 x 11 枚 --内容(「BOOK」データベースより)-- あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと―。あたらしい僕の大学生活はこうして始まった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同級生の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。 |
起きたのは十時前。クマとヴァイスが枕元で眠っていた。しばらくぼーっとしている。今日はやや曇り。荷造りを済ませて、パソコンに向かう。部屋を出たのは十一時半頃。猫達を外に出して、歩いて町屋、電車で根津、歩いて本郷。ダージリンで昼食を取る。大学の構内を歩いて猫達を眺める。キシピ氏を呼び出して、上野まで歩く。不忍池に人懐っこい猫がいて、屈み込んだら膝に登ってきたので抱き上げた。大人しい猫だ。御徒町の銀行まで歩き、物理学会への振り込みを済ませる。DOOBIE'S に行く。本屋で本を三冊買い、PRONTO でコーヒーを飲む。キシピ氏と別れる。実家へのお土産にレイズンウィッチを買う。
上野から電車で宇都宮、黒磯、郡山、三春。漫画を読んだりビールを飲んだりしていました。黒磯では網棚に荷物を忘れてしまい、慌てて引き返してなんとか無事に確保できたものの、乗るべき電車はもう出てしまった後だったので、一時間ほど待つ破目になった。やれやれ。三春の駅までかーさまに迎えに来てもらい、実家に戻ったのは夜の十時過ぎ。サーモンソテーを食べて、ウイスキーの水割りを飲む。とーさま、かーさま、ばーさまと話をする。奨学金の書類を書く。にーさまと話をする。
寝たのは三時半頃でした。自分の部屋にはあまり入りたくないので仏間で寝ました。実家にレイズンウィッチを持って帰ったのは良いのですが、冷蔵庫に六花亭のマルセイバターサンドがあったのは何故ですか。かぶってる。かなりかぶってるって。
久々に来ました。タンドリーチキンセットを食べる。850円。やっぱりダージリンのカレーは良いです。ナンも良いです。タンドリーチキンも良いです。マンゴージュースも良いです。良い昼食でした。
ドラムセットやベースが置いてあるバー。夜にはライブをやるようで。
ビールを飲んで、ポテトチップスを食べる。キシピ氏とメネラウスの定理について話をする。僕はああいう幾何の定理を直感的に理解するのが苦手なので、図形を記号に置き換えたもので覚えることにしている。メネラウスの定理なら、
三角形 ABC と直線 l がある。
AB と l の交点を R 、BC と l の交点を P 、CA と l の交点を Q とする。
このとき (AR * BP * CQ) / (BR * CP * AQ) = 1 が成立する。逆もまた真。
となる。この表現の良いところは、ABC と l が交わっていても交わっていなくても全く同じ形式になるところ。図形だと場合分けして覚えないといけないからね。いや、僕は絵が苦手なんですよ。絵が。
それにしても、バー関係ないね。
無茶苦茶笑わせて頂きました。やっぱりうすた京介にはずば抜けたセンスがありますね。「究極炊飯器・ホペクソン」、最高。
あらすじ。ふえ科のみんなは今日もだらだら過ごしていました。おわり。
今回最もポイントが高かったキャラクタは、再登場したセーヌ・平松監督。こういう分かっている常識人は貴重ですよ。ツッコミがどれも実に的確だったので、是非また登場して頂きたい。ボケが三人でツッコミが一人ってのはバランスの取れたなかなか悪くない状態なのではないかと思う。ドラクエで言えば、戦士、戦士、武闘家、僧侶。
特に面白かった話は、料理対決やシンポジウムや秋の行楽なんかで、要するに自分は「あれ、これって何の漫画だっけ?」と思わせてくれるくらいの突き抜けた悪ふざけが好きで好きでたまらないようだ。「あおすじ吾郎」が懐かしい。
あとパブロフ達が出てきてもポギーが全く出てこないところも高く評価したい。
「そりゃ斎藤さんと田尻さんにも感謝はしてますけど…」
「うお──いちょっと!」
「なに本名で呼んでんだ────!!」
そうそう、ジョン太夫のウザさは本当に素晴らしかったのでほとぼりが冷めた頃にまたこういうネタをやって欲しい。
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『ピューと吹くジャガー 10 (10)』
ピューと吹くジャガー 10 (10)ジャンプコミックス 集英社(ジャンプコミックス) 出演者:うすた 京介(著) 発売日:2005/12/02 |
今回は「チューケンパー」と「動物くんれん屋」と「ドラえもんとドラミちゃん」が白眉。どれも「普段会わない奴に会うとロクな目に遭わない」という点で共通している。こう書くと恐ろしく悪質な教訓が得られたみたいでいいですね。
しかしのび太は鬱陶しい人格をしているなあと改めて思った。しずちゃんが辟易するのも道理である。こういう「嫌な奴は嫌われる」という事実をきちんと描いた F 大先生は偉大だ。その思想の果てに辿り着いた作品が、あの傑作「イヤなイヤなイヤな奴」なのかも知れない。
『ドラえもんプラス 4 (4)』
ドラえもんプラス 4 (4)てんとう虫コミックス 小学館(てんとう虫コミックス) 出演者:藤子 不二雄F(著) 発売日:2005/12/01 |
お昼の十二時前に起きる。よく寝てしまった。しばらくぼーっとして、お風呂に入る。イカのスパゲッティとフカヒレのスープを食べる。窓の外はひどい雪である。こんな大粒の雪はなかなか珍しいんじゃないだろうか。東北地方、恐るべし。一時過ぎに家を出て、にーさまに車で駅まで送ってもらい、電車で郡山。風景が懐かしくてずっと外を眺めていた。秋だねえ。広い川の小さな中州に鳥達が集まって身を縮めていた。郡山の駅前を歩き回って、仙台の友人と待ち合わせ。ヨドバシカメラで携帯電話の充電器を買っていく。
バスでは間に合わない時刻だったので、タクシーで結婚式の会場に向かう。三時過ぎから六時過ぎまで友人の結婚式の披露宴。楽しく過ごしてきました。これって普通に同窓会じゃないですか。幸あれ。タクシーで郡山の駅に戻り、カプチーノを飲んで時間を潰す。八時半から十時過ぎまで二次会。こちらも楽しく過ごしてきました。やっぱり普通に同窓会じゃないですか。幸あれ。郡山から電車で三春、かーさまに迎えに来てもらい、実家に戻る。とーさま、かーさまと話をする。色々と食料を宅急便で送ってもらうことにする。これが帰省の醍醐味だよ。にーさまと話をして、ちょっとゲームをする。
寝たのは三時半頃でした。実は今回の帰省ではまだ一度も自分の部屋に入っていない。部屋よりも仏間の方が寝やすいからなあ。あ、でも星新一が読めないのが少し痛い。手元の星新一を全部読みたいので誰か僕に二百時間くらい下さい。
お昼の十時前に起きる。しばらくぼーっとしている。朝食にきりたんぽ鍋を食べる。段ボール箱に荷物を詰め込む。ちょっと欲張り過ぎたかな。十一時半頃に実家を出る。では。にーさまに車で駅まで送ってもらって、三春から電車で郡山。窓の外を眺めていると、柿の木が何本か見える。沢山の大きく鮮やかな果実がぶら下がっていた。仙台の友人と待ち合わせ。色々と歩き回って、PETIT GREEN というお店で昼食を取る。グラタンのセットを食べたのだけど、夏にここで食べたパスタの方が美味しかった気がする。本屋に寄っていく。東北書店はいいなあ。駅の本屋で漫画を買っていく。二時半頃に別れる。ではまた。
郡山から電車で黒磯、宇都宮、上野。ビールを飲んだり漫画を読んだりしていました。ちょっと眠ってしまった。六時過ぎに上野に到着。電車で三河島、歩いて部屋。猫達が待っていた。引き出物のケーキを食べて、コーヒーを飲む。音楽を聴いて、パソコンに向かう。のんびりしています。お風呂に入って、テレビを眺める。チャーハンを食べて、鶏肉ハムの下拵えをする。しばらくぼーっとしている。寝ようとするもののなかなかうまく眠れない。あまり気分は良くない。やれやれ。
寝たのは三時過ぎでした。友人とは「僕じゃないけど」メソッドについて話しました。これは非常に汎用的な技なので様々な状況で簡単に使うことができます。用例を挙げると「明日ステーキを食べに行くんだ、僕じゃないけど」「明日演奏会でピアノを弾くんだ、僕じゃないけど」「明日人殺しをするんだ、僕じゃないけど」など。地球は広い。やりたいことを婉曲に表現するときに有用です。
神様が「ジョジョを読むんだ。もっと読むんだ」と言ってきたので「まあ少しでいいなら」と返しておきました。
あらすじ。星、魔術師、隠者、法皇、塔、戦車、月、力、悪魔、節制、吊られた男、皇帝が出てきました。続く。
ラバーソウルと花京院が素敵過ぎたのであとは別にどうでもいいや。
「レロレロレロレロレロレロレロレロ」
「レロレロレロレロレロレロレロレロレロ」
「……………………」
「レロレロレロレロ」
「…おっ JOJO 見ろフラミンゴが飛んだぞ!」
それはそうと、承太郎があまりにモテモテだったので「これはどこのハーレムものだよ」と思いました。
突っ込み。あの、結局、スタンドって名前を思い付いたのは誰なんですか? あとジョセフはジョースター家の人間じゃなかったんですか? あと「おじいちゃん」はちょっとどうかと思いませんか?
第三部はあと八冊もあるのか。先は長い。のんびり読むことにしよう。
『ジョジョの奇妙な冒険 (8)』
ジョジョの奇妙な冒険 (8)集英社文庫―コミック版 集英社(集英社文庫―コミック版) 出演者:荒木 飛呂彦(著) 発売日:2002/06, 枚数:16 枚 --出版社/著者からの内容紹介-- ジョナサン・ジョースターの子孫、空条承太郎、17歳。ある時突如、「悪霊」のごとき不思議な力をもつようになる。「幽波紋」と呼ばれるその力の発現に、承太郎の祖父、ジョセフはある因縁を確信。100年前、ジョナサンの肉体を奪い生き延びたディオとの深き因縁を…!! |
『ジョジョの奇妙な冒険 (9)』
ジョジョの奇妙な冒険 (9)集英社文庫―コミック版 集英社(集英社文庫―コミック版) 出演者:荒木 飛呂彦(著) 発売日:2002/06, 枚数:16 枚 --出版社/著者からの内容紹介-- シンガポールへ向かう船中で「暗青の月」を操る男に襲われた承太郎ら。海中での不利な戦いを制し撃破するも船は大破してしまう。漂流していた承太郎らは貨物船に救助されるが、そこは不気味な空気が漂っていて…。ディオに与するエンヤ婆が差し向けた次なるスタンドとは!? |
起きたのはお昼の十二時頃。やれやれ、よく寝てしまった。天気は悪くない。しばらくぼーっとしている。部屋を出たのは一時過ぎ。歩いて町屋、電車で新御茶ノ水。定期券を買っていく。電車で代々木上原、松屋に寄って、歩いて研究所。しばらくぼーっとしている。気分はあまり良くない。やれやれ。豆腐を食べる。賞味期限が切れていた。まあいいや。
七時頃に研究室を出て、自転車で代々木上原、電車で町屋、歩いて部屋。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。ちょっと寒いなあ。宅急便を受け取る。しばらくぼーっとしている。キウイを食べて、野菜の煮込みを作る。クマがやってくる。お風呂に入って、洗濯をする。さつま揚げを食べて、日本酒を飲む。とても美味しい。吟醸酒はいいなあ。のんびりしています。横になっていたらヴァイスがやってきた。
寝たのは二時頃でした。実家でばーさまがキウイと言ったのをキウリと聞き間違えていたので、僕はどこの小林桃子だよと思いました。なんだか自分が洗脳されているようで恐ろしい。しかも多分にそれは気のせいではないのだ。
昼前の十時過ぎに起きる。ちょっと寝過ぎてしまった。今日も天気は良い。しばらくぼーっとしている。あまり気分は良くない。猫達は遊びに出掛けたようだ。なかなか動き出すことができない。やれやれ。電子ピアノに向かう。部屋を出たのは十二時半頃。歩いて町屋、電車で代々木上原、松屋とパン屋とスーパーに寄って、自転車で研究所。しばらくぼーっとしている。三時から五時まで輪講。
研究室を出て、自転車で代々木上原、電車で大手町、門前仲町。六時半から十時半まで塾のお仕事。三乗根の記号は一体何のために存在しているんだろう。お仕事を終えて、吉野家で夕食を取る。キシピ氏の部屋に行き、ピアノを聴く。コーヒーを飲んで、しばらくぼーっとしている。いいなあ、バルトーク。気が付くと終電の時間である。まあそういう日もあるよね。キシピ氏と検索山崩しで勝負する。ネットで「Jam Films」が見られることに気付いたので嬉々として見る。のんびりしています。
朝の四時前に寝ます。百物語を聞きながら。やっぱり怪談っていうのは脈絡とか展開とかがあるから怖いんであって、最も怖い部分だけを抜き出しても別に怖くはないんだなあと再認識しました。そりゃそうですよね。いきなり「お前も乗るんだよ」とだけ言われてもねえ。
ピスターシュとシリアルブレッドを買う。350円。店員さんに「いつもありがとうございます」と言われてしまった。いや、照れるね。
ピスターシュは、名前の通りピスタチオを使った、パンのようなケーキのようなもの。サクサクしていてとても美味しい。
シリアルブレッドは、ナッツ類が入った食パン。無印良品のカップスープに浸して食べる。とても美味しい。こういうパンに弱いんですよ。
pp.103-107。Dissipation scales、Energy spectra in highly aligned turbulence について。散逸スケールを使ってエネルギースペクトルを無次元化したり、二つの Elsasser 変数それぞれのエネルギースペクトルを求めたり。これだけの議論で速度場と磁場の対称性が破れるのが面白い。
七人の映画監督による七本のショートフィルム。
およそ二年振りに見ました。といっても今日は時間が時間だったので「HIJIKI」と「JUSTICE」と「ARITA」の三本のみ。いやあ、面白かった面白かった。三本とも実に素晴らしい。こういうシュールなネタに弱いんだよ。
「来年成人式なんだ」
やっぱり堤幸彦にはギャグのセンスがありますね。やられた。スタッフロールで吹き出しちゃったじゃないですか、全く。
「ロウカニタテロヨオマエ!」
ロバート先生、大好き。
見終わった後にキシピ氏が ARITA を描き出したことは言うまでもない。絶対やると思った。
参考リンク。gyao の映画。クリックすると音が出るので要注意。一時間あれば三本とも見れます。
昼前の十時頃に起きる。ちょっと寝坊してしまった。キシピ氏はピアノを弾いて、洗濯物を干す。天気は悪くない。のんびりしています。十一時頃に部屋を出て、門前仲町から電車で大手町、キシピ氏と別れて、電車で代々木上原、自転車で研究所。生協に寄ってから研究室へ。サンドウィッチを食べる。しばらくぼーっとして、シャワーを浴びる。パンとスープを食べる。のんびりしています。論文を読む。
五時過ぎに研究室を出て、自転車で代々木上原、電車で大手町、門前仲町。六時半から十時半まで塾のお仕事。目と頭が痛かった。どうもあまり体調が良くないようだ。お仕事を終えて、皆さんと食事に出掛ける。忘年会。電車で大手町、西日暮里、歩いて部屋。猫達が待っていた。しばらくぼーっとして、お風呂に入る。僕はちょっと疲れているようだ。お酒を飲む。
寝たのは三時頃でした。もうこれは完全に妄想なんですが、「四、六、八、十二。その次の数は何でしょうか?」と問われて「二十」と即答できるひとがいたら、そのひとは文句なしに変態だと思います。君はそんなに正多面体が好きなのか。
起きたのは九時過ぎ。眠い。しばらくぼーっとしている。今日も天気は良い。ベッドで猫達と遊んでいたら、くしゃみをしてきたので驚いた。猫もくしゃみをするんですね。野菜の煮込みを食べて、鶏肉ハムを作る。のんびりしています。部屋を出たのは十二時頃。歩いて西日暮里、電車で日比谷。新橋に近い美容院で髪を切っていく。カットのみで千円と安かったのだけど、美容師の方が常体で話し掛けてきたので少し面食らった。別に美容師さんに呼び掛けたのかと思ったよ。
日比谷公園の横を歩いて、霞ヶ関から電車で代々木上原、自転車で研究所。どうも頭痛がして仕方ない。しばらくぼーっとしている。体調があまり良くない。やれやれ。論文を書き始める。クラッカーを食べる。九時過ぎに自転車で下北沢に行く。カルディでチョコレートを買って、ゲームセンターでドラムマニアをプレイする。ピーコックで夕食を買って、研究室に戻って食事を取る。心なしか体調が良くなってきたような気がする。食事は大事だ。半額シールの神様、ありがとう。しばらくぼーっとして、チョコレートを食べる。
今夜は泊まり込みです。研究室はちょっと寒いなあ。マフラーと穴開き手袋が欲しい。でも自分はどちらも絶望的に似合わないと思うのでやっぱり要らない。とにかく寝るときは温かくすることにしよう。毛布をかぶって神様に祈ろう。
鶏胸肉二枚に、マーマレードジャム、塩、黒胡椒、バジルを擦り込む。ビニール袋に入れて、冷蔵庫に 80 時間ほど放置。塩水で 40 分ほど塩抜きして、タコ糸で形を整えてから、120 度設定のオーブンで 40 分焼く。
焼き上がり。王蟲みたいでカッコいい。
バターナイフで切り取って少し食べる。おお、美味しいじゃないですか。今回は密封を緩めにしてみたのだけど、それでも特に問題ない様子。少し冷ましてから冷蔵庫に入れる。
焼いたときに出てきた油を食パンにつけて食べる。これが楽しみなんですよ。美味しいねえ。
作業を終えて猫達のところに行ったら、恐ろしい勢いで指を舐めてきたのだけど、あの、もしかして、僕を食べるつもりなんでしょうか。
参考リンク。鶏肉ハムのレシピ。
しばらくぼーっとしている。うまく集中することができない。困った。鬼束ちひろの歌を聴きながら寝る。五時過ぎ。
昼前の十時頃に起きる。しばらくぼーっとしている。頭痛はどこかに行ってしまったようだ。天気は良い。八階に上って西の空を見たら富士山が見えた。もう、見間違えようもないくらい、完璧な色と形の富士山だった。こんなにはっきりと見えるものなのか。ええと、無事に修論が書けますように。あと、無事に審査会で発表ができますように。無事に講概を提出できますように。無事に学会で発表ができますように。それくらいかな。雑文を書いて、論文を書く。のんびりしています。三時頃に生協に行って食事を買ってくる。コーヒーを飲んで、パンとチョコレートを食べる。論文を書く。いや、結構楽しいねえ。自分は妙に気取った表現が好きのようだ。キシピ氏の先輩のように「村上春樹の読み過ぎだ」とか言われないと良いのだけど。
七時過ぎに研究室を出て、自転車で代々木上原、電車で町屋、歩いて部屋。すぐ外に出たらヴァイスがやってきて、近所のスーパーにまでついてきた。大通りに待たせたまま買い物をするのは気が引けたので、一旦部屋に引き返して中にヴァイスを入れておく。買い物をして、魚料理を作る。クマがやってくる。鶏肉ハムを再び加熱する。お風呂に入って、梨を食べる。のんびりしています。クマに鶏肉ハムを一切れ差し出したら物凄い勢いで食べられた。やれやれ。しばらくぼーっとしている。
寝たのは三時過ぎでした。どうして流れ星に願い事をすると叶うことになっているのだろう。勝手な期待をされて、流れ星としてはいい迷惑ではないか。自分は単に空を流れているだけなのに、あたかも全知全能の神であるかのように扱われ、あまつさえ気が付けば自分が他人の願いを叶えることなっているのだ。大変だなあ、流れ星。僕は流れ星じゃなくて良かった。
半径 r の円の内部からランダムに二点を抜き出した場合、その間の距離の期待値は
4r\int_0^1dx\int_0^1dy\int_0^{2\pi}\frac{d\theta}{2\pi}xy(x^2+y^2-2xy\cos\theta)^{1/2}
で与えられる気がするのだけど、ここからどう計算すればいいのか分からない。
これが一次元だと話は簡単で、長さ r の線分からランダムに二点を抜き出した場合、その間の距離の期待値は r/3 となることがすぐに分かる。一点を片端に固定した場合だと距離の期待値は r/2 になるし、一点を中点に固定した場合だと距離の期待値は r/4 になるので、r/3 というのは直感的にも割と妥当なところですね。
僕が興味あるのは、次元を増やしていくと距離の期待値はどうなるのか、収束値はあるのか、あるとしたらどのような値になるのか、といったところ。多分、収束はする。有界で単調な無限数列になるんだろうから。あと今更ですけど期待値って言い方はちょっと変ですね。平均っていうべきだったかな。まあいいや。ああ、また現実逃避してしまった。
別に昨日のチョコレートをすべて食べてしまったわけではない。
あー、やっぱりこのナゲットは美味しいですね。HERSHEY の底力を見せ付けられます。パッケージングもうまい。そりゃふらりと買ってしまいますよ。
興味深かったのでメモ。
Edgar Allan Poe
"Those who dream by day are cognizant of many things which escape those who dream only by night."
江戸川乱歩
「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」
なんだか微妙に食い違っている気がして仕方ない。
起きたのはお昼の十二時頃。よく寝てしまった。今日も天気は良い。猫達はベッドの上で眠っていた。昼食を作って食べる。しばらくぼーっとしている。部屋の掃除をする。のんびりしています。部屋を出たのは二時頃。神楽坂、靖国神社、北の丸公園に行ってくる。戻ってきたのは十時半頃。ムール貝の下拵えをする。テレビを眺めて、お風呂に入る。梨を食べる。のんびりしています。つまみを作って、白ワインを飲む。
寝たのは二時頃でした。良い食事を取るのは、良い音楽を聴いたり良い小説を読んだりするのと同じくらい、人間の本質に関わる大切な行為です。疎かにしてはいけませんね。いや、自分だって時々は「クラッカーだけで生きていけないかなー」と思うこともあるんだけどさ。
昨日作ったサバの卵とじの余りに、鶏肉ハム、長ネギ、タマネギ、ゴボウ、卵、ご飯を入れて油で炒める。味付けは醤油。レトルトのフカヒレスープと一緒に頂きます。まあこれで美味しくないわけがない。こういう料理が食べられるのだから自炊も悪くないものです。デザートにリンゴを食べる。良い昼食でした。
部屋を出て、歩いて日暮里。谷中霊園を散歩して、千駄木へ。電車で大手町、九段下、飯田橋。紀の善と不二家に寄っていく。もう日が暮れてきた。靖国神社まで歩き、境内をのんびり散歩する。ここは空間を贅沢に使っていて良いですね。北の丸公園に行く。日本武道館では RAG FAIR のライブがあるようだ。公園を散歩して、竹橋まで歩く。そろそろ引き返すことにする。九段下の交差点を通って、飯田橋まで戻る。ラムラがやたらと充実していてちょっと驚いた。三浦屋があるじゃないですか。オリーブオイル、ワイン、ビールを買っていく。水道橋まで歩いて、ラクーアに寄っていく。成城石井でチーズを買う。Cave-Aged Gruyere だそうだ。白山通りのクイーンズ伊勢丹に行く。巻き寿司を食べ、スコーンを食べ、カレーパンを食べる。歩いて部屋に戻ります。
起きたのは昼の十二時過ぎ。猫達が身体の上を歩いていた。いつの間に入ってきたんですか、君達。僕はちょっと体調が悪いようだ。天気もあまり良くない。今日は寒いなあ。昼食を作って食べる。のんびりしています。部屋を出たのは二時半頃。皇居東御苑、北の丸公園、神保町に行く。戻ってきたのは八時半頃。鍋を作って食べる。ヴァイスがやってくる。お風呂に入って、テレビを眺める。コンビニでお酒を買う。つまみを作って、ビールを飲む。のんびりしています。
寝たのは夜の二時頃。今日は良い散歩をした一日でした。皇居はいいところですね。まるで京都の山寺のような趣きがありましたよ。結局、大手町から九段下を通って秋葉原まで歩いたわけか。千代田区巡りだな。
本来はアサリを使うべきなのですが、高かったのでムール貝で代用しました。
オリーブオイルで、ニンニク、アスパラガス、タマネギ、豚肉を炒めて、塩と黒胡椒で味付けする。ムール貝を入れてから、白ワインを注いで蒸す。貝の口が開いたら出来上がり。茹でたパスタを入れて、ソースを絡める。
いや、これはなかなか美味しいですね。豚肉のうまみが出ていて、白ワインによく合います。ただ正直なところ、ムール貝のありがたみはよく分からなかったので、アサリを使った味が気になって気になって仕方ない。多分、いつかリベンジします。
部屋を出る。歩いて町屋、電車で大手町。歩いて皇居東御苑。大手門から中に入って、御苑をのんびり散歩する。やっぱりここはいいところですね。きれいな十月桜が咲いていた。休憩所で温かい飲み物を飲む。久々に昭和天皇の御影を拝見した。流石にもう覚えていないなあ。芝生を歩いて、天守閣に上る。もう門が閉まる時間だったので、北桔橋門から外に出て北の丸公園へ。科学技術館でバーゲンセールが催されていたので寄ってみるものの、特に欲しいものは見当たらなかった。公園をのんびり散歩する。紅葉の葉が赤い絨毯を作っていた。広場では犬が走り回っている。日本武道館で全日本空手道選手権大会をやっていたので決勝の試合を見ていく。形がいいね。できたら気持ちいいだろうなあ。
九段下を通って、神保町へ。肉饅頭を売っているお店があったので食べていく。なかなか美味しかった。東京ランダムウォークに行く。ここ大好き。自分好みの本が目白押しです。ピーナッツの全集や BUNNY SUICIDES シリーズが欲しくて仕方ない。家庭画報の INTERNATIONAL EDITION を買っていく。英語の勉強になるかな。楽器屋で電子ピアノにさわっていく。電子ピアノ、引き取ってもらえるかなあ。靖国通りを更に歩いて、やなか珈琲店で一休み。秋葉原まで歩き、FOODS SHOP WATABE で買い物をしていく。秋葉原から電車で上野。リトルマーメイドでパンを買って、UNIQLO でマフラーを買っていく。電車で三河島。近所のスーパーに寄って、部屋に戻ります。
久々に板尾ネタでした。なんだこりゃ。それが永ちゃんなんですか。
もちろんそうよ
その発想はなかったわ
矢沢米とか、矢沢牛とか、矢沢の白ビニテつかみどりとか、矢沢マイクボールペンとか、レベルが高すぎる。
トーク。葉書。
松本家に先祖代々伝わるという急な鼻血に効くおまじないについて。怒ればいいんですよ。怒れば万事解決ですよ。
といっても、手頃な大きさにカットした鶏肉ハムとチーズをレンジで温めただけ。
グリュエール・チーズがドロドロになったのでびっくりした。食べてみると予想以上に美味しい。鶏肉ハムの味とチーズの味が見事なまでに調和している。相乗効果だな、こりゃ。億泰になった気分です。
+7
朝の九時頃に起きる。眠い。ヴァイスが横で寝ていた。しばらくぼーっとしている。天気は悪くない。のんびりしています。自分はのんびりし過ぎだと思う。ヴァイスは外に行ってしまった。パソコンに向かって、トーストを食べる。部屋を出たのは十一時過ぎ。歩いて町屋、電車で代々木上原、パン屋に寄って、電車で下北沢。バーン・キラオで昼食を取って、カルディでチョコレートを買う。ゲームセンターでドラムマニアをプレイして、古本屋で文庫本を買う。自転車で研究所へ。研究室に着いたのは二時過ぎ。校正ゲラを再度提出して、助手さんから資料を頂く。ありがとうございます。ひたすら論文を書く。調子は悪くない。パンを食べる。
五時過ぎに研究室を出て、自転車で代々木上原、電車で大手町、門前仲町。六時半から十時半まで塾のお仕事。お給料を頂きました。お仕事を終えて、弟君と待ち合わせ。モスバーガーで夕食を取って、書類を完成させる。電車で大手町、弟君と別れて、電車で代々木上原。自転車で研究所。風が強くて参った。研究室でヨーグルトとパンを食べる。寒いので重ね着をして膝掛けとマフラーで防御する。
今夜は泊まり込みです。今日は清水義範の「国語入試問題必勝法」を買いました。あったらいいなあと思って古本屋に入ったらあっさり見付かったので、世の中も捨てたもんじゃないなと思い知らされた。ああ、それにしても寒い。明日は下北沢に行って暖房でも買ってこようかと思う。
玉ネギのタルトとセーグル・ノア・レザン。346円。
玉ネギのタルトは、生地がパリパリしていて美味しい。薄焼きのピザみたいですね。タマネギがシャキシャキしている。
セーグル・ノア・レザンは、ナッツやレーズンの入った硬めのパン。こんがりしています。こんがりしています。なかなか美味しいです。
年末だから美味しいものを食べに行こう企画第二弾というわけではない。
レッドカレーのセットを注文する。800円。あとホットペッパーのクーポンでタイティーのアイス。んー、このアイスティーはちょっと苦手かも。
出てきた料理は、トムカーガイ、レッドカレー、ご飯、お肉のチリソースがけ、豆腐のチリソースがけ。レッドカレーが文句なしに美味しかった。真っ赤なカレースープの中に野菜や牛肉が沈んでいる。いや、これは、うまいよ。参りました。参りました。幸せになってしまいました。全く、こんなカレーが世の中にあったとはね。世界は広いもんだ。見た目とは裏腹に先日のグリーンカレーほどは辛くなく、十分に味わいながら食べることができました。ああ、牛肉が美味しい。食べ終えてしまうのがもったいないカレーでしたよ。
何はともあれ、これでバーン・キラオのランチセットはコンプリートです。次はどれを食べようかな。
しばらくぼーっとしている。寒い。寒くて仕方ない。やっぱりこりゃ暖房器具が必要だな。膝掛けを外すとすぐに寒気が来る。野菜ジュースを飲む。お絵描きをしてしまう。馬鹿じゃないの。寝たのは朝の五時半頃。
お昼の十二時過ぎに起きる。ああ、普通に寝てしまった。ソファがベッドより寝にくいということは全くないなあ。空は曇っている。しばらくぼーっとしている。論文を書く。チョコレートを食べて、野菜ジュースを飲んで、パンを食べる。生協で買い物をして、パンを食べる。しばらくぼーっとしている。論文を書く。
八時過ぎに研究室を出る。自転車で代々木上原、マクドナルドに寄って、電車で町屋。スーパーに寄って、歩いて部屋。しばらくぼーっとしている。鍋に具を追加して煮込む。猫達はやってこない。夕食を取る。ご飯、鍋、餃子。お風呂に入って、お酒を飲む。のんびりしています。
寝たのは二時過ぎでした。今朝のことなんですが、そろそろ寝ようかなと思っていたら、急に研究室のドアから物音が聞こえたのでかなり驚きました。誰かがドアノブをひねって、鍵が掛かっているのに気付き、諦めて立ち去ったようなのだけど、あれは一体何だったんだろう。良くない動機だったら嫌だなあ。ノックくらいして下さいよ。
朝の九時過ぎに起きる。猫達が僕の上を歩いていた。あの、そんなことしなくても、普通に起きるから。眠い。しばらくぼーっとしている。天気は良い。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。部屋を出たのは十一時過ぎ。歩いて三河島、電車で上野。ANDERSEN でパンを買って、上野公園を通って、歩いて大学。総合図書館の前で猫を眺める。保健センターの前にサンがいたので挨拶する。どうも御無沙汰していました。学生部で書類を提出する。奨学金の返還誓約書。安田講堂の前の広場でパンを食べる。再びサンに会いに行くものの、猫小屋から出てこなかった。顔見知りの職員さんと少し話す。最近、猫小屋にホカロンを入れているそうだ。
キシピ氏を呼び出して、ドトールでコーヒーを飲む。秋葉原まで歩くことにする。ハロゲンヒーターが欲しかったのだけど、どうも安物が見当たらなかった。御茶ノ水まで歩き、マクドナルドで軽食を取る。キシピ氏と別れて、電車で大手町、門前仲町。銀行で家賃を振り込んで、電気屋でハロゲンヒーターを買う。店頭展示品を一割引で売ってもらった。キシピ氏の部屋の前に置いておく。ミスタードーナッツで研究の資料に目を通す。六時半から十時半まで塾のお仕事。Soviet Union ねえ。お仕事を終えて、吉野家で夕食を取る。キシピ氏の部屋に行き、ピアノを聴く。お菓子を食べて、コーヒーを飲む。十二時過ぎに部屋を出る。お邪魔しました。電車で大手町、代々木上原、自転車で研究所。ハロゲンヒーターはとても暖かい。買って良かった。
今夜は泊まり込みです。キシピ氏に「クリスマスまであと十日だね」と言われて、初めてその事実に気付き、今はちょっと焦っています。ということは、修論の締め切りまであと二十日しかないじゃないか。まずい。まずい。まずいよ。取り敢えず来週末に第一稿を書き上げることにしよう。そうしよう。
半年前のことである。
不忍池の横を歩いていたら、沢山の小猫達がいた。少し奥にいる猫は小猫達よりも二回りほど大きく、どうやら猫達の母親であるようだった。どの猫の毛並みも見事な美しい茶色で、とても柔らかそうに見えた。
小猫達は植え込みを走り、池の横を走り、狭い歩道を走っていた。小猫達はとても元気で、自転車の車輪に正面からぶつかっても、何もなかったような顔をして走り続けていた。そして走るのに飽きると母親の近くで寝た。
ちょっと離れたところで、中年の女性が猫に餌を与えていた。よく見掛ける光景だ。特に珍しくもない、しかし印象的な、ある六月の絵だった。
今日、久し振りに不忍池の猫達を見掛けた。猫達は相変わらず沢山いて、とても大きくなっていた。沢山の小猫達は沢山の大猫達になってしまった、というわけだ。
おばさんとおじさんが縁石に座って話をしていた。僕はその間から植え込みの猫達を眺めていた。
「猫、好きなの?」とおばさんが笑って聞いてきた。
「はい、うちも二匹飼ってるんで」
「そうかい。まだ小さいの?」
「いえ、もう半年も経ったから大人の猫と変わらないですね」
「そうね。うちの猫も、引き取ったときはまだ小猫だと思ってたのに、もうお腹に子供がいたんだよ。猫は分からないね」
おばさんはおじさんにそう言ってまた笑った。僕は二人と猫達に挨拶をして歩き出した。
少し歩いたところにも猫はいた。僕が屈んで近付くと、猫は鳴きながら寄ってきた。どうやら僕の紙袋が目当てらしい。やれやれ。ANDERSEN のパンは不忍池の猫達にも人気のようだ。
しばらくぼーっとしている。現実逃避に日記の構成を少し変えた。僕はよくこういう馬鹿な真似をする。パンを買って食べる。ハロゲンヒーターのお陰で実に快適である。寝たのは朝の七時半頃。
お昼の十二時過ぎに起きる。そこまで眠くないのが不思議だ。天気はとても良い。しばらくぼーっとしている。ちょっと眠くなってきた。二時過ぎに研究室を出て、自転車で下北沢。バーン・キラオで昼食を取る。薬局でキャンディを買って、ゲームセンターでドラムマニアをプレイする。駅の近くに大きなスーパーが出来ていた。夜十一時まで営業とのこと。自転車で茶沢通りから東北沢に出て、研究所に戻る。グラウンドで小さな犬が銀杏の落ち葉を引っ繰り返して遊んでいた。研究室に戻って、しばらくぼーっとしている。眠い。キャンディを食べて、ひたすら論文を書く。大先生の論文を見ながら書いていて、もしかしてこれは剽窃なのではなかろうか、と思った。やれやれ。プリンを食べる。
研究室を出たのは九時過ぎ。自転車で代々木上原、松屋に寄って、電車で町屋、歩いて部屋。猫達が待っていた。部屋の片付けをして、しばらくぼーっとしている。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。猫達は毛布の上で眠っている。お風呂に入って、洗濯をする。のんびりしています。
寝たのは二時頃でした。ハロゲンヒーターは快適過ぎるのでちょっと危険ですね。外に出たくなくなってしまう。炬燵みたいだ。引きこもり養成ギプスだ。全く、部屋にもハロゲンヒーターが欲しくなったじゃないか。猫達が喜びそうだ。
nDiary に関するメモ。
まず細かいところでは topic_sort が昇順でなく降順となるようにしました。書き換えは四ヶ所くらい。
本題は、日記のトップページを改変した話。今までトップページにあった日記本文に関する情報は、一日のメインとなるタイトルの一覧くらいで、latest は使用していませんでした。理由は後述します。結論を先に言いますと、トップページにタイトル一覧と最新日記の両方を載せることにしました。
やり方はこうです。これまでタイトル一覧は body を使って抽出していました。latest も実行は body なので同時には使えません。ならば latest に topic_sort ではどうかと思ったものの、変換しても topic_sort の方は実行されずに残っている。そこで変換後の latest を再び変換させたところ、今度は topic_sort が発動。一丁あがりです。実は二回目の変換でも latest は latest として引っ掛かるのですが、そこにはもう body はないため素通りとなります。多少変換にかかる時間は長くなりましたが、それくらいは別に問題ではありません。
わざわざ topic_sort を書き換えたのは、新しいタイトルが上にあった方が分かりやすいから。それと、これまでの形式をあまり変えたくなかったので、他にも少し書き換えることにしました。ただし、topic_sort では %e で漢字の曜日が出力されないようなので、仕方なく不本意ながら fixed font を使うことにしました。proportional font ではアルファベットの曜日は字の長さが不均一になってしまうためです。流石にここで table を使う気にはなれません。font-family は Courier New あるいは Courier を使うことにしました。あ、そういえば tt なんてのもありましたね。
しかしまだ決定的な問題があるのです。それがこれまで latest を使用していなかった理由でもあります。それは、最新日記が逆順で表示されること。
個人的な意見なのですが、日記形式の文章を逆順に表示するのは不合理に感じます。単体の完成した記事の集まりなら別に気にならないのですが、連続した日記の場合は時系列が問題となります。日記形式の文章を読むとき、少なくとも自分は古い方から新しい方へ順番に読むことにしています。しかし逆順の文章は時系列順に読みにくい上、どこに「自分がこないだ読み終えたところの続き」があるのか分かりにくい。自分のように一日に何度も更新する現在進行形日記であるなら尚更です。
そのための解決のひとつが、以前の形式でした。トップページには最新日記を用意せず、タイトルの一覧のみを表示する。これだけで非時系列順に読まれる危険性はずっと少なくなるはず。その上、どこに「自分がこないだ読み終えたところの続き」があるのかも、比較的分かりやすいはずです。見たことのないタイトルで、最も古いものを選べば良いわけですから。日記にタイトルをつけていたのはこのためでもあります。しかしこれは、言わずもがなですが、トップページと本文の位置が異なるという、根本的に不親切な設計でした。
最新記事を、逆順でなく順に、降順でなく昇順に並べたいとは思うのですが、ただそれでも、最も新しい記述が遠くなる、といった欠点があります。End キーがどれだけ使われているのか僕にはよく分かりません。ページ最下部へのリンクを用意するという手段もどれだけ効果があるのか疑問です。ただ、これまでずっと自分に都合のいい日記を作り続けてきた僕が、今更自分に口答えをするとはちょっと思えないんですよね。
何はともあれ、Ruby の知識が欲しくなりました。春休みに勉強したい。
お昼前の十時半頃に起きる。しばらくぼーっとしている。猫達は足元で眠っていた。空はよく晴れているけれど、空気は冷たい。昼食を取ることにする。炒飯と煮物。緑茶を飲む。部屋を出たのは一時頃。歩いて町屋、電車で代々木上原、パン屋とスーパーに寄って、自転車で研究所。しばらくぼーっとしている。三時から五時まで研究室セミナー。またしばらくぼーっとしている。
六時過ぎに研究室を出て、自転車で代々木上原、電車で根津、歩いて本郷。キシピ氏と待ち合わせ。七時から九時まで山上会館でニュートン祭。ビールと食事を頂いて、後輩達と話をしてきました。帰ることにする。根津に行き、モスバーガーに寄って、湯島まで歩く。キシピ氏と別れる。電車で町屋、SHOP99 とコンビニに寄って、部屋に戻る。満月が美しい。猫達が待っていた。お風呂に入って、しばらくぼーっとしている。かぼちゃのグラタンを食べて、お酒を飲む。のんびりしています。
寝たのは二時頃でした。一日に二度もかぼちゃを食べてしまった。まあ冬至も近いわけだしねえ。どうでもいいけど、かぼちゃと curvature は似ていますね。音とか形とか色とか。ええと、こんな奴でほんと済みません。
昨日「ただし、topic_sort では %e で漢字の曜日が出力されないようなので、仕方なく不本意ながら fixed font を使うことにしました」と書いたのですが、なんてことはない、topic_sort では strftime2 ではなく strftime を使っていただけでした。lib の dateformat.rb を眺めていてやっと気付いた。馬鹿じゃないの。
というわけで、タイトル一覧の日付けを以前の形式に直しました。具体的には "%m/%0d (%e) : " というフォーマットです。僕は誰のためにこんな真似をしているのだろう。
アンショワ、かぼちゃのあんぱんを買う。220円。
アンショワは定番。細長い棒状のパンで、カリカリしていて美味しいです。
かぼちゃのあんぱんは、中身のかぼちゃに加えて、上に載っているナッツがとても美味しかった。こういうナッツに弱いんですよ。
自転車に乗っていたら神様がこんなことを言ってきた。
(i) 有限集合 T_n は次の性質 (a),(b) を満たすものとする。
(i)-(a) T_n の要素はすべて相異なる自然数であり、要素の数は n である。
(i)-(b) T_n の部分集合 A,B が共通の要素を持たないならば、A の要素の総和と B の要素の総和が等しくなることはない。
(ii) 集合 S_n = { 2^i | 0 <= i <= n-1 } は (i) の有限集合 T_n のうち、要素の総和が最小となる集合である。
はいはい、そうですか、と返しておきました。
自然数の冪級数なら (i) を満たすことは自明で、要素の総和が最小となるのは明らかに S_n である。しかし (i) を満たすのは冪級数だけではない。たとえば冪級数の部分集合は (i) の性質を満たすが、必ずしも冪級数であるとは限らない。
ここで面白いのが、もしも S_n よりも要素の総和が小さい集合 U_n が存在するとしたら、S_{n+1} よりも要素の総和が小さい集合 U_{n+1} もまた存在することが簡単に示せるところ。何かの手掛かりになるかも知れない。あと T_n には部分集合が 2^n-1 個あって、それらの要素の総和がすべて相異なるという性質も使えそうだ。
果たして初等的に証明できるのだろうか。
また自転車に乗っていたら神様がこんなことを言ってきた。
T_n の部分集合は 2^n-1 個あり、それらの総和はすべて相異なる。相異なる 2^n-1 個の自然数の最大値は最も小さいときで 2^n-1 であるため、T_n の要素の総和は 2^n-1 であるときが最小であり、このとき T_n の部分集合の要素の総和を小さい順に並べると { i | 1 <= i <= 2^n-1 } となる。明らかに S_n はこれを満たす唯一の集合である。
自明じゃん。何が「果たして初等的に証明できるのだろうか」だよ。馬鹿じゃないの。
馬鹿で済みません。ほんと済みません。恥ずかしくて仕方ない。僕はこんなに馬鹿な奴だっただろうか。
起きたのはお昼前の十時半頃。しばらくぼーっとしている。足元で猫達が眠っていた。今日も天気は良い。昼食を取ることにする。トースト、かぼちゃのグラタン、リンゴ。洗い物を済ませて、部屋の掃除をする。猫達はどこかに行ってしまった。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。のんびりしています。
部屋を出たのは一時過ぎ。歩いて町屋、電車で表参道。東京ウィメンズプラザホールへ。Musamis の演奏会を聴きに行く。工学部の後輩のハイドンが印象的であった。演奏会場を出て、青山ブックセンターに行き、Natural House に行く。どちらもとても良いところであった。のんパンを食べて、原宿の方まで歩き、BAKERY CAFE 632 HARAJUKU に寄っていく。代々木公園に行き、池の周りを散歩する。太鼓の音がいいなあ。原宿に戻る。もう日が没してしまった。ローストチキンを売っているお店を見付ける。無印良品を見ていく。表参道に戻って、再び演奏会場へ。演奏を聴く。スクリャービンのピアノソナタ第四番はやはり傑作だ。
外苑前まで歩く。八時半から十一時半まで飲み会。いやあ、とても楽しい飲み会でした。良かった良かった。部外者なのに当たり前のように出席していて本当に済みません。どうもありがとうございました。歩いて表参道、電車で代々木上原。マクドナルドで一休みして、本を読み終える。自転車で研究所。研究室に着いたのは夜の一時前。しばらくぼーっとしている。
今夜は泊まり込みです。今日、ピアノのお仕事をしていた頃の同僚の方に初めてお会いしました。四年近くも連絡を交わしていながら全く面識がなかったわけですね。ああ、これだけのピアノが弾ける人の演奏と聞き比べられていたのか。恥ずかしいね。
Natural House にて購入。一個329円と決して安くはなかったのだけど、食べてみると素朴な味わいで実に良い。じわじわと少しずつ甘みが出てくる。こういうパンには勝てませんよ。ハイキングに持っていきたくなるパンです。
ここに来るのも二年振りくらいのような気がする。美味しいパンと美味しいコーヒーを頂きました。フランスパンに餡子とバターを挟み込んで温めたものがこんなに美味しいとは知らなかった。いいですね。LOHAS に関する雑誌を眺める。Lifestyles Of Health And Sustainability の略か。なるほど。
いやあ、笑わせて頂きました。どうしてこのひとはこんなに口からでまかせがうまいんだろう。きっと清水義範は日常の行住坐臥のありとあらゆる場面において、出鱈目、大法螺、嘘、大袈裟、紛らわしいについて考えているに違いない。そうに決まっている。そうじゃなかったら誰が「続・社長漫遊記」なんて書けるものですか。ああもう、「続・社長漫遊記」読みてえ。「キャ別」なんて天才的だよ。
白眉は「靄の中の終章」ですね。ある老人のお話。これは怖い。怖すぎる。それでいて笑いが止まらない。面白い。傑作と呼んでもいいんじゃないだろうか。
しばらくはものも言わずにそうめんを食べる。彼は焼茄子にはなかなかはしをつけない。それは各人に別の皿で盛ってあるので、当面、急を要さないのである。
何を考えておるですか。みみっちいなあ。それにしても見事な文章である。
次点は「ブガロンチョのルノワール風マルケロ酒煮」ですね。これこそ清水義範の真骨頂でしょう。出鱈目の上に出鱈目を載せて更にそこに出鱈目を積み重ねている。この大嘘吐きめ。純真な心を持った子供が「お母さん、チャックあんこうってお魚知ってる? チャックあんこうはね、大きな口にチャックがついているんだって。本当だよ。だって本に書いてあったんだもん」とか言い出してきたらどう責任を取るんですか。何が純真な心だ。
ブガロンチョのルノワール風マルケロ酒煮、食べたい。作るか。
しばらくぼーっとしている。まだお酒が抜け切っていないようだ。やれやれ。ジュースを飲む。寝たのは朝の五時頃。
昼前の十時過ぎに起きる。しばらくぼーっとしている。眠い。今日はよく晴れていて、絶好の行楽日和である。シャワーを浴びる。設定温度が 46 度になっていてびっくりした。馬鹿じゃないの。やっと洗顔フォーム、シャンプー、コンディショナーを使い切った。これで無印良品の製品が使える。楽しみだ。パンを食べて、論文を書く。のんびりしています。
研究室を出たのは二時頃。自転車で代々木上原、パン屋に寄って、電車で大手町。大手門まで歩き、皇居東御苑を散歩する。休憩所でパンを食べる。引き返して皇居外苑を歩いて、有楽町の無印良品に行く。クリスマスだねえ。銀座を散歩する。三越の地下を歩いて、Book 1st に寄る。お米ギャラリーで一休み。再び無印良品に寄って、帰ることにする。二重橋前から電車で町屋、部屋に戻って、スーパーで買い物をする。夕食はアサリと豚肉のアレンティージョ風。長いことぼーっとしている。お風呂に入る。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。鶏肉ハムを食べて、ワインを飲む。
寝たのは朝の四時頃。クリスマスの一週間前ということもあってか、銀座の街はえらい賑わいでした。特に三越の地下はなかなかの人口密度だった。来週はもっと混むのだろうなあ。「年末デパ地下大戦争」は伊達じゃない。
承前。
(i)-(a) T_n の要素はすべて相異なる自然数であり、要素の数は n である。
(i)-(b) T_n の部分集合 A,B が共通の要素を持たないならば、A の要素の総和と B の要素の総和が等しくなることはない。
ならば
T_n の部分集合の要素の総和はすべて相異なる。
になることの証明を忘れていた、と神様が言ってきた。
仮に T_n の部分集合に要素の総和が等しい集合 X,Y があったとする。それらは (i)-(b) より共通の要素を持つことになる。そこで集合 X,Y から共通の要素を除いた集合 X',Y' を考える。それらは、共通の要素を持たないにも関わらず、要素の総和が等しいことになる。これは (i)-(b) に矛盾する。したがって、T_n の部分集合の要素の総和はすべて相異なる。
何が何を含んでいるのか明瞭でなく分かりにくい。
簡単のために「 T_n の部分集合 A,B が共通の要素を持たない」を P 、「 T_n の部分集合 A,B が同一の集合ではない」を Q 、「 A の要素の総和と B の要素の総和は等しくない」を R としよう。
P ならば Q は自明。(i)-(b) より P ならば R 。さっき証明したのは Q ならば R 。もちろんこれは自明ではない。「等式から同じ数を引いても等式は成立する」という定理を用いる必要がある。これは小学生でも知っている定理だけど、今は「総和を取る」という作業を課しているから成立するだけであって、もしも「共通の要素を取り除いたら関係式が崩れる」といった数理体系を考えていたら、上のような証明は必ずしも成り立つわけではないだろう。
しかしそれって、どういう場合が考えられるのかなあ。集合 A,B と演算 P と関係 # があって、P(A) # P(B) が成り立っているけれど、集合 A,B から共通の要素を取り除いた集合 A',B' に関しては、P(A') # P(B') が成り立たない、ということか。いや、そりゃ P を恒等演算、# を「共通の要素を持たない」みたいな関係にしてしまえば、話は簡単なんですけどね。
リヨネーズ、プルーン、カンパーニュ・マルガリータを買う。761円。
皇居東御苑の休憩所に持っていく。初冬の美しい風景を眺めながら、美味しいサンドウィッチを頂きました。日曜日はこのために用意されているのだと知りました。
起きたのはお昼の十二時半頃。これはまた豪快に寝坊してしまったよ。足元で猫達が寝ている。今日も天気は良い。しばらくぼーっとしている。パンを食べて、コーヒーを飲む。今日は部屋に引きこもって作業することにする。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。作業用の環境を整える。猫達は外に出ていったり中に入ってきたり。甘えてきたときは膝の上にクッションを置いて対処する。あの、キーボードの上は歩かないでくれないかな。かーさまから電話がある。論文を書く。猫達が喧嘩しているようなのだけど、どうしたものだろうか。クマの方が興奮していて、ヴァイスはまだ冷静のように見える。インスタントヌードルを食べる。疲れたのか猫達は眠ってしまった。お風呂に入る。コーラを飲んで、味噌汁を食べる。のんびりしています。ちょっと腰が痛い。長いことぼーっとしている。なかなか眠れない。
寝たのは朝の五時頃でした。特定の環境下でしか読めない文章を書こうとしない連中は google 教徒で、特定の環境下でしか読めない文章を書こうとする連中は訓練された google 教徒だ、というのはどうか。こういう無意味なレッテル貼りは非常に馬鹿っぽくていいですね。
昼前の十時頃に起きる。眠い。猫達は足元で眠っていた。よく晴れているが、とても寒い。冬ですね。しばらくぼーっとしている。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。雑炊を作って食べる。なかなか美味しいじゃないか。ちょっと食べ過ぎてしまった。かーさまから電話がある。部屋を出たのは一時過ぎ。歩いて西日暮里、郵便局に寄って、電車で代々木上原、スーパーに寄って、自転車で研究所。後輩が謎解きの本を持ってきてくれたのだけど、今読んだら取り返しのつかないことになることはよく分かっている。しばらくぼーっとしている。ヨーグルトを食べて、ジュースを飲む。子供っぽいものが好きだなあ。三時から五時まで輪講。
研究室を出て、自転車で代々木上原、電車で大手町、門前仲町。六時半から十時半まで塾のお仕事。生徒と協力して幾何の問題を解く。なかなか楽しかった。お仕事を終えて、皆さんと食事に出掛ける。美味しいすき焼きを頂きました。同僚の方と帰ることにする。門前仲町から電車で大手町。千代田線に乗り換えたら物工の友人にばったり会った。同僚の方はキシピ氏の後輩で、友人はキシピ氏の元クラスメイトである。世間は狭いねえ。代々木上原で二人と別れる。自転車で研究所。しばらくぼーっとしている。
今夜は泊まり込みです。明日は下北沢に行って買い物でもしてこようかと思う。クマとヴァイスにクリスマスプレゼントをあげたいんですよ。何を買うのかはまだ全然決めていない。喜んでくれればいいなと思います。僕はこんな自分が大好きですよ。
しばらくぼーっとしている。音楽を聴いて、ジュースを飲む。うまく集中できない。困ったね。気が付けば朝になっている。シャワーを浴びる。寝たのは朝の八時頃。
お昼の一時頃に起きる。きちんと寝るなあ自分。空はよく晴れている。しばらくぼーっとしている。論文を書く。体調はあまり良くない。ヨーグルトを食べて、ジュースを飲む。論文を書く。先は長い。四時頃に研究室を出て、自転車で下北沢。BEAUX-ARTS に寄って、バーン・キラオで食事を取る。下北沢を散歩する。猫達には何をあげたものだろう。キャリーバッグやキャリーケースは、僕が欲しいものであって、猫達が欲しいものではないはずだ。爪とぎとかトイレとかかな。猫達はあまり自分の意見を言わないのでよく分からない。カルディに寄っていく。
自転車で代々木上原、電車で大手町、門前仲町。キシピ氏の部屋の前に荷物を置かせてもらう。六時半から十時半まで塾のお仕事。光の粒が見えてしまった。参ったね。お仕事を終えて、荷物を回収する。キシピ氏はまだ帰ってきていないようだ。電車で大手町、町屋、歩いて部屋。猫達が待っていた。お風呂に入って、ジャーマンポテトを食べる。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。のんびりしています。
寝たのは二時頃でした。牛乳を飲んでから寝たらヴァイスに口の端を舐められた。もしかしたら猫達には、高級牛乳とか、高級キャットフードとか、フォアグラとか、アンキモとかがいいのかも知れない。「アンコウの肝ですよ」「わーい、やったー」というわけだ。
早朝に目が覚める。猫達が暴れて走り回っていた。窓を開けると外に出ていった。また寝る。
起きたのは朝の九時頃。しばらくぼーっとしている。天気は悪くない。雑炊を食べる。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。洗い物を片付ける。猫達はベッドの上で眠っている。部屋を出たのは十一時頃。歩いて町屋、電車で代々木上原、パン屋に寄って、自転車で研究所。パンを食べて、ジュースを飲む。しばらくぼーっとしている。風が強いらしく、えらい音が聞こえる。空を見ると幾つもの雲が積み重なっていた。あまり外に出たくないなあ。論文を書く。五時から九時まで研究室の忘年会。お寿司とビールを頂きました。ご馳走様です。論文の第一稿を月曜に提出することにしました。顔を洗って、歯をみがく。しばらくぼーっとしている。文章を書いてしまった。何をしておるか。どうも肩が凝っていていけない。
今夜は泊まり込みです。別にお腹が空いたわけではないのだけど、気分転換にラーメン屋に行ってラーメンでも食べてこようかと思う。明日の夕方には第一稿を書き上げる予定なのだけど、そんなにうまくいくのだろうか。
しばらくぼーっとしている。自転車でラーメン屋に行ってラーメンを食べる。またしばらくぼーっとしている。良くないな。寝たのは朝の四時半頃。
昼の十一時頃に起きる。またよく寝てしまった。しばらくぼーっとしている。電気を付けようとパネルに手を伸ばしたら、指先から火花が出てびっくりした。ギラだ。どんだけ電気が溜まってたんだよ。のんびり論文を書く。ヨーグルトを食べて、パンを食べる。本当にこれで間に合うのだろうか。不安だ。カップラーメンを食べる。気が付けばもう日が暮れている。おかしい。何かが間違っている。なんとかイントロダクションを最後まで書き上げた。ずっと we を使わずに書き進めて、最後の一文でやっと使った。こういう真似は時間に余裕があるときだけにすべきだと思う。
研究室を出たのは七時過ぎ。自転車で代々木上原、電車で町屋、歩いて部屋。猫達が待っていた。夕食を取る。ご飯、味噌汁、アサリと野菜の炒めもの。健康的だ。スーパーに行って買い物をする。しばらくぼーっとしている。黒ごま大福を食べて、お風呂に入る。iPod nano の曲を入れ換えて、茹で鶏とスープを作る。お酒を飲んで、茹で鶏とお菓子を食べる。猫達は鶏肉に興味を示しているようだ。のんびりしています。
寝たのは朝の四時頃でした。本当は今日の夕方までに修士論文の第一稿を書き上げるはずだったんですけどね。おかしいな。いや、よく考えたら全然おかしくないな。これが日頃の怠慢の報いというものであろう。やれやれ。
起きたのはお昼の十二時頃。しばらくぼーっとしている。今日も寒いねえ。天気は良い。猫は毛布の上で眠っていた。食パン、カッテージチーズ、キャベツのスープを食べる。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。のんびりしています。論文を書く。部屋を出たのは三時頃。銀座に行ってくる。戻ってきたのは八時頃。しばらくぼーっとしている。晩餐を取る。どうやらクリスマスという言葉には、どんな贅沢も無条件で許してしまうような魔力があるようだ。贅沢は嫌いじゃありませんよ。しばらくぼーっとしている。猫達がやってくる。妙に興奮しているようだ。お風呂に入って、洗い物を片付ける。夜の散歩に出掛ける。星がきれいだ。部屋に戻って、しばらくぼーっとしている。ケーキを食べる。
寝たのは朝の四時頃でした。猫へのプレゼントは、トマトポトフの鶏肉にしました。いや、残念ながら今日は見付からなかったのだけど、あとでテニスボールでもあげようかと思う。でも猫は飽きっぽいからねえ。
部屋を出る。少し歩いたら塀の上にヴァイスがいた。すぐに降りてきたのだけど、近くに茶色い野良猫がいて、お互いに距離を保ちながら鳴き合っていた。友達になれるといいのだけど。歩いて三河島、電車で上野、有楽町。外はえらい人出である。銀座に行く。露天のお店で甘酒を飲み、じゃがいもとお菓子を頂く。YAMAHA に寄っていく。P140 が欲しいなあ。サンタさん、お願いしますよ。伊東屋で書類入れを買う。今度 A4 のクリアファイルでも買おう。BEAUX-ARTS に寄っていく。お香がいいねえ。香水の匂いを嗅いでいて気付いたのだけど、やはり自分は圧倒的にカモマイルが好きのようだ。やれやれ。
新橋まで歩く。途中の酒屋でスパークリングワインを買っていく。パパゲーノに行くものの、なんと営業していない。工事中のようだ。うわあ、楽しみにしていたのに。悲劇的だね。引き返すことにする。銀座のカプリチョーザは混んでいたので諦めた。お米ギャラリーのごはん亭で一休み。松屋の地下に行き、FAUCHON のパン、丸焼き用の鶏肉、新宿高野のケーキを買っていく。散財してしまった。歩いて有楽町、電車で上野、三河島。近所のスーパーに寄って、部屋に戻ります。
朝に起きて、荷物を受け取る。猛烈に眠かったので、インターフォンが鳴ったにも関わらず、電話の受話器を取ってしまったよ。馬鹿じゃないの。また寝る。
お昼の十二時頃に起きる。猫達は枕元で眠っていた。しばらくぼーっとしている。今日も天気は良い。お茶を飲んで、アップルパイを食べる。猫達はどこかに行ってしまった。ちょっと外に出る。いい天気じゃないですか。部屋の掃除をする。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。のんびりしています。猫達は部屋に戻ってきて、ベッドの上で寝る。論文を書く。
部屋を出たのは五時前。歩いて町屋、電車で日比谷。日比谷公園を散歩して、皇居外苑を散歩する。東京ミレナリオを横目見てから丸ビルへ。KUA`AINA で夕食を取る。本屋で本を買って、明治屋でチョコレートを買う。北に向かって歩くことにする。ベローチェで一休み。新御茶ノ水から電車で代々木上原。スーパーに寄って、自転車で研究所。しばらくぼーっとしている。
今夜は泊まり込みです。これから修士論文の第一稿を仕上げます。今度こそ仕上げます。本当ですって。信じて下さいよ。それにしてもあと一週間で今年が終わってしまうというのが信じられない。もしかして僕は騙されているのではないだろうか。
サンタさんがやってきて「今年のプレゼントだけど、枕、手袋、バドミントンセット、どれがいい?」と聞いてきたので「えー、完成した修士論文がいいなー」と言ったらサンタさんが逆上してトナカイを蹴ってきたのでちょっと怖かった。
夜通しでひたすら論文を書く。生春巻き、巻き寿司、チョコレート、カップ麺を食べて、ひたすら論文を書く。よく食べてしまった。気が付けばお昼の十二時である。取り敢えず今日はこれで一区切りを付けよう。ボスに提出する。まだ考察は殆ど書いていないので、ここは明後日までに書き上げることにしよう。いやあ、やっぱり僕はギリギリになるまで何もしない人間ですね。しばらくぼーっとしている。流石にちょっと疲れた。論文は全部で四十ページくらいになるだろうか。ちょっと短いかな。
夕方の四時半頃に研究室を出る。自転車で下北沢。バーン・キラオで食事を取って、下北沢を散歩する。ゲームセンターでドラムマニアをプレイして、食品店でチョコレートを買っていく。自転車で代々木上原、ペットショップに寄って、電車で町屋、歩いて部屋。すぐに猫達がやってきた。クリスマスプレゼントを渡す。しばらくぼーっとしている。雑炊を食べて、シャワーを浴びる。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。のんびりしています。ビールを飲んで、お菓子を食べる。パズルの問題を解く。一時間以上かかってしまった。
寝たのは三時頃でした。パズルを相手にすると平気で一時間も二時間も使ってしまうから危険だ。パズルの神様は魅力的なんですよ。そういえばゲームの神様も魅力的ですね。世界は魅力的な神々で満ち溢れているようだ。でも誰も猫の神様には敵いませんよ。
起きたのはお昼の十二時過ぎ。これはまたよく寝てしまった。猫達はもう起きていて、僕のことを見ていた。今日も天気は悪くない。しばらくぼーっとしている。キシピ氏から電話があって、部屋で一緒に昼食を取ることにする。雑炊を作る。新三河島の駅に行き、キシピ氏を出迎える。部屋に戻って雑炊とバナナを食べる。氏を mixi に参加させる。まあこれで何かと面白くなるだろう。多分。キシピ氏は大学に戻る。では。
しばらくぼーっとしている。ベッドの上の猫達を眺めていたら、外出したくなくなってきた。ダメだなあ自分。言い訳してばかりじゃないか。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。またもパズルの問題を解く。投入口に何枚も何枚も時間を入れていく。スーパーに行って買い物をする。夕食はてんぷらうどん。シャワーを浴びて、洗濯をする。ビールを飲んで、お菓子を食べる。のんびりしています。
寝たのは朝の四時頃でした。今日は歴史に名を残すくらいダメな一日であった。こう書くとダメな一日でもダメな一日なりに意義があるように感じられてくるから不思議だ。いや、それは錯覚だよ。お前は今日ダメで、昨日もダメで、明日もダメだ。諦めろ。
起きたのは朝の九時頃。足元で猫達が眠っていた。今日も天気は良い。しばらくぼーっとしている。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。論文を書く。部屋を出たのは十一時過ぎ。近所の交差点に何十枚何百枚もの紙切れが散らばっていて、よく見たらそれはどれも期限の切れた美術館の入場券であった。歩いて町屋、電車で代々木上原。駅のホームで虹が見えた。松屋に寄って、自転車で研究所。しばらくぼーっとしている。ボスから論文の直しを頂く。ありがとうございます。
三時過ぎに研究室を出て、自転車で代々木上原、電車で大手町、門前仲町。赤札堂に寄っていく。四時半から十時まで塾のお仕事。国語の採点は難しいなあ。お仕事を終えて、皆さんと食事に出掛ける。電車で大手町、町屋。コンビニでキャットフードを買ってから、歩いて部屋。すぐに猫達がやってきたので、餌を与える。しばらくぼーっとしている。電子ピアノのペダルを直す。シャワーを浴びて、アイスを食べる。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。のんびりしています。
寝たのは三時半頃でした。いやほんと、バイトに行っている場合じゃないですね。簡単に直せるところもあるけど、そうじゃないところも多い。何よりまだまとめを全く書いていないじゃないか。がんばろう。
自分が書いた分量よりもボスの書いた分量の方が多いのではなかろうか、と思った。ほんと済みません。がんばります。
あ、\begin{align} と \end{align} の前後に空行があったのがまずかったのか。メモメモ。
やっと富士山の八合目まで来たと思ったら実はエベレストでした、みたいな状況ですが、折角なのでエベレストを登頂することにします。
オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな
このはてしなく遠い男坂をよ…
車田正美を引用すると物凄く馬鹿っぽくていいですね。
第二稿の締め切りは一週間後の来月四日です。
あまりにつまらない作品が沢山あって却って面白かった。和田誠の表紙がいいですね。
『ショートショートの広場 (17)』
ショートショートの広場 (17)講談社文庫 講談社(講談社文庫) 出演者:阿刀田 高 発売日:2005/12, 枚数:15 枚 |
起きたのは昼前の十一時過ぎ。猫達が足元にいた。今日も天気は悪くない。しばらくぼーっとしている。ペダルを直したから電子ピアノに向かうのが楽しくて仕方ない。スピーカーは少し故障気味なのでヘッドフォンを使用。楽しいねえ。パソコンに向かって、のんびりしています。猫の餌を買ってこないといけないな。論文を書く。
三時半頃に部屋を出る。歩いて町屋、SHOP99 に寄って、電車で大手町、門前仲町。四時半から十時まで塾のお仕事。数学における邪道について生徒に少し説明した。いや、世の中に邪道という道はないのかも知れないけれど。雑草という草はないように。お仕事を終えて、皆さんと食事に出掛ける。電車で大手町、町屋、SHOP99 に寄って、歩いて部屋。しばらくぼーっとしている。猫達がやってきたので餌を与える。シャワーを浴びる。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。のんびりしています。猫達はベッドの上で眠っている。
寝たのは四時頃でした。どうも直したはずのペダルがおかしい。きちんとホールドしたときと比べて、ペダルを踏んだときの減衰が早すぎる。もちろんホールドしないときよりはずっと遅いのだけど、なんだか妙な曲線で落ち込んでいるように聞こえる。配線を間違えたのかな。さてどうしたものか。
とても美味しいすき焼きを頂きました。お肉が美味しい。野菜も美味しい。良いものを食べました。満腹です。塾長に奢って頂きます。ありがとうございます。幸せです。年末も幸せです。
どうでもいいのですけど、同僚の方が「砂漠に水を撒くようなものですよ」と言ったので、もしやと思いました。考え過ぎかな。
手垢にまみれて真っ黒に汚れた当たり前のことを言うつもりなので気を付けて。できれば逃げて欲しい。
こんな有名な高校入試の問題がある。
A 、B 、C はすべて円とする。A と B は互いに外接し、どちらも C に内接していて、A と B と C の中心は同一直線上にある。A と B の共通接線と C との交点を P,Q とする。PQ = 2 のとき、C の面積から A の面積と B の面積を引いた面積は、いくらになるか。
回答例。
A の半径を a 、B の半径を b とする。a > b を仮定して一般性を失わない。三平方の定理より、1^2 + (a-b)^2 = (a+b)^2 、すなわち ab = 1/4 。求める面積は pi { (a+b)^2 - a^2 - b^2 } = 2 pi ab = 1/2 pi 。
しかし、こんな風に考えて解くこともできるだろう。
問題文に A と B の半径が明示されていないため、求める面積はそれらに依存しないことが予想される。そこでそれらが等しいと仮定すると、求める面積は pi { 1^2 - (1/2)^2 - (1/2)^2 } = 1/2 pi 。
これは数学的には零点の答案だ。ただし一応正しい答えは出るので実用的ではある。つまり「問題文に明示されていないパラメータがあった場合、答えはパラメータに依存しないことが予想されるので、パラメータを最も都合のいい値に設定しても構わない」というロジック、あるいはお約束である。このことを生徒に「邪道だけど」とことわった上で説明した。邪道というのは、数学のルールの外側にあるロジックやお約束を使ったやり方、という意味だ。
このとき思ったことがある。これはある種のパズルの問題に対するアプローチによく似ている。よくあるパズルの問題では、解の一意性が暗黙のうちに了解されている。したがって「 A を仮定すると解が一意でなくなる。したがって A ではない」といったアプローチが可能となる。実際にこれを使ってパズルを解いていくこともあるのだけど、しかしそれにはうまく言えない妙な気持ち悪さがつきまとう。それは邪道を用いたことによる気持ち悪さだろう。解の一意性の仮定はパズルのルールの外側にある。パラメータに依存しないという仮定が数学のルールの外側にあったように。
入試問題で邪道を使うのは自由だ。そういったテクニックは誰もが持っているだろう。それは決して不正ではない。入試問題で大切なのは、ルールに従うことではなく、良い点数を取ることだ。実際、正道だけでなく邪道も知っている人間の方が、人材としては求められているに違いない。しかしパズルはどうなのだろう。あくまでもパズルのルールを遵守して解くところに意味があるのか、あるいはどんな方法を使ってでも早く解くところに意味があるのか。よく分からない。ただ気持ち悪いのは苦手なので、僕の場合、パズルでの邪道はやむを得ない場合だけに留めている。
あ、でも解の一意性の仮定は気持ち悪くても、解の存在性の仮定は気持ち悪くないのは、よく考えてみると不思議ですね。
お昼の十二時頃に起きる。猫達は足元で眠っていた。今日も天気は悪くない。しばらくぼーっとしている。パソコンに向かったり電子ピアノに向かったり。ばーさまから送られてきた宅急便が来る。ありがとうございます。野菜と漬物が充実していた。林檎が嬉しいですね。猫達に餌を与える。のんびりしています。
二時半頃に部屋を出る。歩いて町屋、SHOP99 に寄って、電車で大手町、門前仲町。キシピ氏に荷物を渡す。三時半から十時まで塾のお仕事。適度にひねった算数の問題は眺めていて楽しいですね。お仕事を終えて、キシピ氏の部屋へ。赤札堂に行って買い物をする。部屋に戻って、鍋を食べる。キシピ氏のピアノを聴く。どうも僕は自分の好きな曲の解釈について妙に饒舌なようだ。自分にそういう弾き方ができないと分かってはいるのだけど。映画「姑獲鳥の夏」を見て、小説「姑獲鳥の夏」を読む。のんびりしています。
寝たのは朝の五時頃でした。「姑獲鳥の夏」の次はやっぱり「ハサミ男」かなあ。元々原作と映画は別物だと考えているタイプの人間なので、別に出来が良くても悪くてもあんまり気にならないんですが、ただそりゃつまらない映画よりは面白い映画が見たいですよね、はい。
他人から「面白かった? つまらなかった?」と問われたら、迷いながらも「つまらなかった」と答えますね、これは。
面白かったポイントを三つ。
1. 京極堂にいる猫。猫は良い。猫は素晴らしい。猫は素晴らしいんだよ。
2. 水木しげる大先生による紙芝居と、それを眺める片腕の傷痍軍人。ここだけなら満点だけど、ここだけじゃ映画じゃない。
3. 関君眩暈坂疾走。原作でも大好きなシーンです。ここを映像化してくれて本当に良かった。
引っ掛かったポイントを三つ。
1. あまりにも榎木津がまとも過ぎる。おかしい。そんな正常な神経を持ち合わせた榎木津がいてたまるものか。
2. 原作では雨が降っていたシーンで降っていなかったのがちょっと気になる。そんなに火事が必要だったのだろうか。
3. 夏の話なのに夏の暑さが伝わってこない。これは真冬に見ている自分達が悪いのか。
こういう風に書くと原作原理主義者みたいで嫌ですね。いや、どうせなら「姑獲鳥の夏」が徹底的に破壊されるところを見たかったんですけどね。これじゃあ原作を読まずに映画を見ただけで真相を理解するのは困難でしょう。やっぱり小説「姑獲鳥の夏」は傑作だったんだなあ。
この映画は原作既読者同士で雑談しながら見るのがベストな楽しみ方だと思います。突っ込みどころは無数にありますからね。「京極堂の声、高すぎない?」「関君、しゃべらなすぎだよ」「木場修の眉はやり過ぎだね」「敦ちゃん、ちょっと怒り過ぎだよ」「内藤はもっと下衆な奴じゃないと」「雪絵さん、関君にはもったいないね」そういうわけで、つまらなかったけど楽しかった僕達なのでした。
+7
起きたのは昼前の十一時頃。しばらくぼーっとしている。天気は悪くない。キシピ氏はまだ寝ているので勝手にピアノを弾かせてもらう。やっぱりグランドピアノはいいなあ。僕もグランドピアノが欲しい。キシピ氏が起きてきたので、一緒にうどんを食べる。テレビを眺めて、のんびりしている。キシピ氏はよく年賀状に「去年はお世話になりました。来年もよろしくお願い致します」と書いてしまうらしい。今年はどうでもいいんですか。二時頃に部屋を出る。お邪魔しました。来年もお邪魔します。
門前仲町から電車で大手町、代々木上原。スーパーに寄って、自転車で研究室。後輩が首を長くして待っていた。いや、ほんと、済みません。研究室の大掃除をする。なかなか楽しかった。あ、テレビ、見れるんだ。知らなかったよ。パズルの話をする。やっぱり自分の考えはとても分かりやすい気がする。プリンを食べて、しばらくぼーっとしている。大晦日だねえ。夜になってお腹が空いたので下北沢に行く。研究室に戻って、またしばらくぼーっとしている。
今夜は泊まり込みです。今年を振り返って総括しましょう。花瓶を百個割って、猫達が部屋に来ました。おわり。他に何があるというのかね。本当に、猫が飼えるようになるなんて、夢にも思っていませんでしたよ。まさか僕が猫を飼うなんてね。やれやれ。
自転車で下北沢に着いた頃には、もう殆どのお店は営業していなかった。当たり前だ。今日は大晦日じゃないか。普通に開いている方がどうかしている。ご飯が食べられるところをのんびりと探すことにした。踏み切りで立ち止まっていたら、女性の二人組みが尋ねてきた。「この辺りでおそばを食べられるところ知りませんか?」自分も探しているのだけど見付からないのだ、と僕は答えた。「見付かるといいですね」駅前の通りを女の子の二人組みが走っていた。走りながら「なんか年末っていいね」と言っているのが聞こえた。おはちで鯖の味噌煮定食を食べた。650円。鯖の味噌煮は最も好きな食べ物のひとつだ。僕は満足して外に出た。下北沢の街では沢山の日の丸が僕を見下ろしていた。僕は自転車で研究室に引き返すことにした。孤独も年末もいいものだ。孤独な年末が悪い道理はない。
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