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戻りました。ヴァイスが帰ってこないのでちょっと心配です。
天気は良い。とても気持ち良く起きることができました。朝日で目が覚めるというのは気分がいいものですね。バイキングの朝食を頂いて、少しだけ庭を散歩します。チェックアウトの際にはオーナーから自転車を貸して頂けました。どうもありがとうございます。
早速、海に行きます。海はいいねえ。海はいいんだよ。
今回は趣向を変えて、山へ。高家神社に寄ってから、海岸美術館に行きます。
途中の坂道がかなり好みでした。アスファルトにガードレール。かすれてしまった白線、曲がりくねった道。右手には田んぼ、左手には沼、そして目の前には山。いいねえ、田舎を思い出すよ。風が吹くと稲が波を作る。ウグイスの声が聞こえる。
海岸美術館の展示は正直どうでもいいものばかりだったのですが、屋外のデッキチェアに座れたのが高ポイントでした。次は山道にチャレンジしよう。
海岸まで引き返してから、自転車で南に走って、cafe flottant へ。魚のマリネと肉のビール煮を頂きました。どちらもとても美味しかった。チョコレートを食べて、コーヒーを飲む。
千倉の駅を通り抜けて、Schiele に向かうものの、残念ながら臨時休業でした。
ペンションに戻って、自転車を返却。どうもありがとうございました。また来ます。
千倉から電車で九重。少しだけ散歩をする。九重から館山に行き、特急に乗り換えて、東京へ。丸の内オアゾの大戸屋で夕食を取って、電車で部屋に戻りました。
見てなかったんですよそれが。「映画って、テレビで見ると CM が入るんですね」というお嬢様発言を思い付きました。
ああ、これは面白いね。出来過ぎていますよ。秀逸な小ネタのオンパレードに加えて、提示した設定の扱い方が尋常じゃなくうまい。何度もにやりとしてしまった。よくこんなプロットを書けたなあ。
ただ、しかし。こういう種類の作品だと、どうしても自分は「優等生っぽいなあ」と思ってしまうんですよ。分かるような分からないような際どい思想がない。「なんだこりゃ」と立ち止まってしまう要素がない。スタッフロールの後も残り続ける不安がない。そりゃそうですよね、うまく出来ている、いい話なんだから。ただ、うまく出来ているという長所があるからこそ、うまく出来ているという短所もある。宿命的なことです。
ええ、馬鹿なことを言っているのは分かってますよ。この映画が素晴らしい作品であることには間違いはありません。自分は本当に映画に何を求めているのだろうね。
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