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目覚めればキシピ氏の部屋。漫画を読んでいるうちに二度寝してしまい、きちんと起きたのは昼前である。漫画を読み、シャワーを借りて、ピアノを弾く。神保町の Ole Ole というレストランで昼食を取る。キシピ氏はアルバイトに行き、自分は飯田橋まで歩いてから電車で帰る。曇り空から少しだけ雨が降る。
授業料免除選考結果の通知が来た。半額免除とのこと。半額も免除になったことを喜ぶべきか、半額しか免除にならなかったことを悲しむべきか、悩ましいところだ。
夕方は清澄白河の知人の部屋に遊びに行く。国立がんセンターで働いている方で、医学に関する面白い話を伺うことができた。医師には意外にも体育会系の方が多いらしく、「手術は筋肉だッ!」と豪語する先生もいたということである。その後、森下のぐりどっちんという居酒屋で飲み会。とても楽しかった。
風呂に入っていたら部屋から物音がする。慌てて飛び出したところ、クマがハエ取りテープに引っ掛かっていた。
スペイン料理を頂いてきました。ランチセットで1000円弱。和風のスパゲッティがとても美味しかった。キノコと鶏肉が良いですね。ニンニクがかたまりで入っているのが印象的であった。
昼食。
ゴマ油で、卵、冷やご飯、キムチ、納豆、シメジを炒める。醤油と酒で味付け。
キムチを大量に投下したので辛かった。美味しいか美味しくないかで言えば、美味しい方だろう。チャーハンは偉大だ。
部屋を出て、歩いて雑司ヶ谷へ。旧宣教師館に寄っていく。やはりここは良いところですね。将来はこんな家に住みたい。地下室に入らせて頂いたところ、実家の倉庫によく似た匂いがした。縁の下の高さに視点があるというのは奇妙なものだ。
鬼子母神に行く。酒屋でサイダーを買ったのだけど、飲み物代 95 円に加えて栓抜き代 95 円、足して 190 円を払ってしまった自分はお人好しだろうか。目白まで歩き、Atelier de Fromage と Antendo に寄っていく。LaCucina Caffe で一休み。
帰ることにする。Antendo のパンを食べながら、南池袋を通って、雑司ヶ谷を歩く。リフォーム中と思われるアパートがあったので中をのぞかせてもらった。廃墟だな、こりゃ。裏道を歩いていると何度となく猫の姿を見掛ける。雑司ヶ谷霊園では小さな蝙蝠が空を飛んでいた。スーパーに寄って、部屋に戻ります。
蒸し暑い曇り空の一日。研究所に行き、輪講に出て、アルバイトに行った。
間抜けなことに電子ピアノの角に腰をぶつけてしまった。しばらくは椅子に座っただけでクラゲに刺されたような痛みが走ったが、二時間もすれば痛みの大部分はどこかに行ってしまった。尚、クラゲに刺された記憶はない。
じゃらんの国内ツアーに九月のカレンダーが表示されるようになった。九月下旬に三泊四日で石垣島に行っても五万円はかからないようだ。
飯田橋のホームでのことである。自動販売機で夏みかんゼリーを買って飲んでいたら、仕事帰りらしき女性と偶々目が合い、その女性もまた自動販売機で夏みかんゼリーを買って飲み始めた。ええ話や。
晩酌にビールを飲み、ビシソワーズを食べた。それにしてもビシソワーズってラスボスっぽい名前ですよね。
炎天下の霞ヶ関を歩いた。研究所に寄ってから、本郷に行く。後輩から漫画を借りる。キシピ氏とベローチェに行き、礫川公園を歩き、LaQua で遊んできた。
Village Vanguard にいたら BGM が気に入ったので CD を衝動買いしてしまった。capsule の「phony phonic」。「swing 54321」や「idol fancy」が流れていたのは僥倖と言っていいだろう。capsule を聴くのはこれが初めてなのだけど、そういえば以前後輩に勧められていたような気がする。
クマが右腕を怪我していたのでまたカラーをつけた。やれやれ。今日はヴァイスと小猫が夜の散歩についてきた。
お隣さんから栗まんじゅうを頂いてしまった。ありがとうございます。栗まんじゅうと聞いてバイバインを連想しなかったらその人物は自分ではありません。
朝から雨が降っている。昼過ぎに強くなり、夕方には止んだ。久々に実家に電話をかけた。
日中は漫画を読んだりパズルを解いたりして漫然と過ごす。クマは部屋の隅で気持ち良さそうに眠っている。ヴァイスはしばらく部屋で大人しくしていたものの、やがて小猫を探しに外へ飛び出してしまった。
夜は池袋まで歩き、アンリ・シャルパンティエのケーキを買う。
cake という単語は bake や cook に似ているため、生地を焼いたことが前提となっているように思えるが、実際にはケーキを作るのに必ずしも生地を焼くとは限らない。たとえばレアチーズケーキは焼かずに作る。奇妙に思えたので辞書を引いたところ、cake には「固まる、固める」といった意味があるようだ。ごめん、君のことを誤解していたよ。
朝食。
昨日のトマトシチューに茹でたパスタを加えて炒めただけ。これがとても美味しかった。和洋問わず煮物の醍醐味は、眠りから覚めると美味しくなっているところですね。
単刀直入に申し上げます。
「主婦だッ!!!!!」
やられました。ああもう、引っ掛かってしまったよ。
この漫画で好感が持てるのは、主人公が特殊な才能を持つ人物でありながら、極端に強いわけでも極端に賢いわけでもないところですね。イズミやブラッドレイのような万能キャラがいて、決して超えられないのが分かっているからこそ、主人公としての立ち振る舞いというものが光ってくる。「ドラゴンボール」だって一時期はクリリンが悟空以上に活躍していましたものね。
正面からきちんと「真理」を表現したのは、高度に実験的で面白かったです。表現の良し悪しはともかく、表現したことそのものは高く評価したい。いや、ああいう場面こそ作家の真のセンスが試されるようで面白いですね。自分だったらシンボルを崩壊させるところから始めそうだ。
『鋼の錬金術師 (5)』
鋼の錬金術師 (5)ガンガンコミックス スクウェア・エニックス(ガンガンコミックス) 出演者:荒川 弘(著) 発売日:2003/06/21, 価格:\410, 枚数:18 枚 |
『鋼の錬金術師 (6)』
鋼の錬金術師 (6)ガンガンコミックス スクウェア・エニックス(ガンガンコミックス) 出演者:荒川 弘(著) 発売日:2003/10/22, 価格:\410, 枚数:18 枚 |
『鋼の錬金術師(7)』
鋼の錬金術師(7)ガンガンコミックス エニックス(ガンガンコミックス) 出演者:荒川 弘(著) 発売日:2004/03/22, 価格:\410, 枚数:18 枚 --出版社/著者からの内容紹介-- 戦慄く人間達、ここからは神の領域だ。 さらわれたアルフォンスを救うため、人造人間グリードに挑むエドワード。そこにブラッドレイ率いる軍部も現れ、様々な思惑が交錯する中、意外な真実が明らかに…。待望の最新刊第7巻登場!! |
『鋼の錬金術師 (8)』
鋼の錬金術師 (8)ガンガンコミックス スクウェア・エニックス(ガンガンコミックス) 出演者:荒川 弘(著) 発売日:2004/07/22, 価格:\410, 枚数:18 枚 |
朝から晩まで部屋でのんびりしていた。体調が思わしくなく、鼻から水が止まらない。動物病院の方がいらっしゃった。これでもかとばかりに携帯でメールを打つ。夕暮れには近所を散歩して、公園の椅子に座って休んだ。電線には沢山の小鳥が止まっている。路地裏では誰かがバケツか何かで水を撒いていた。+7
夜にキシピ氏がやってくる。食事を取り、テレビを眺め、酒を飲む。小猫が僕の指を舐めてきたので驚いた。ヴァイスがいないので落ち着かないようである。
ドビュッシーの「喜びの島」の最後の二小節は、テンポを変えずに弾き切ろうとすると神業的なテクニックが要求される。実際のところ、多くのピアニストはここで急にテンポを落としているわけで、多分一般的にはそういう弾き方が正しいのだろう。しかし一方で、作曲中のドビュッシーにはどんな音が聞こえていたのか気になるのもまた事実である。
曇りから雨になる。鼻水とくしゃみは止まったが、今度は咳と頭痛が出てきた。
動物病院の方に来て頂き、クマと小猫にワクチンを打って頂いた。何故ヴァイスはヴァイスという名前なのか、と尋ねられたので、お腹に白い毛があったからドイツ語で白を意味する Weiss にした、と答えておいた。音楽家なんですか、と返されたので面食らってしまったよ。
昼過ぎから散歩に出掛ける。雑司ヶ谷を通って鬼子母神に行き、池袋に出てから部屋に戻った。鬼子母神の路地裏では白黒模様の小猫が狂おしい声で鳴いていた。母親を呼んでいたのかも知れない。雨が降り出してきたので階段の下に隠れ込み、誰かに捨てられてしまったガスコンロの横で懸命に鳴き続けていた。
ジュンク堂で Roald Dahl のペーパーバック版「Kiss Kiss」を飛ばし読みした。買ってしまいたかったが手持ちがなかったので諦めた。以前、物理の友人が「Roald Dahl は翻訳を読んでも仕方ない」といった発言をしていたのを思い出した。
夕食にシメサバを食べた。脂が乗っていて実に美味であった。
pp.256-263。Interstellar turbulence、The main properties of the interstellar medium、Observational results on molecular clouds、Supersonic turbulence、Gravity in molecular clouds、The density spectrum and mass distribution について。分子雲は、重力と圧力の平衡状態から期待されるサイズよりも遥かに小さいが、重力崩壊を起こすことなく長時間存在している、それは乱流のような系の動的な効果が効いているからではないか、といった説明が面白かった。電子密度揺らぎのスペクトルが 12 decades に渡ってコルモゴロフ則を満たしているのだから文字通り宇宙は広い。
真夏のような一日。蒸し暑さに体力を奪われる。下北沢で昼食を取った。研究所に行き、アルバイトに行く。軽い夕立が降った。+7
夜食にカップヌードルのスパイシーチリ味を食べた。カップヌードルにスパイシーチリ味があったらこんな味だろうな、という味であった。まあそういう安定しているところがカップヌードルの良いところなのだろう。マンネリズムを侮るなかれ。
サークルの演奏会にエントリーした。これで少しは練習する気になるだろうか。よく考えてみるとあと三週間しかないんですね。多分演奏中に特殊部隊が突入してきて警棒で鍵盤を殴ろうとしてくると思いますが、そのときは右の手首で警棒を止めて「ピアノに触るな」とでも言えばいいんですよ。簡単なことじゃないですか。
午前中は晴天であったが、昼過ぎには大きな雷を伴う土砂降り、それからまた晴天がやってきた。相変わらず暑い一日である。
ヴァイスが畳んだタオルケットに粗相をしていた。急に病院から戻ってきたので、まだ緊張しているのだろう。そういえばもう誰も砂場を使っていない。
昼頃に池袋でキシピ氏と待ち合わせ。交差点の電柱に小鳥が止まっていた。昼食を取って、レンタルビデオを借りて、軍手を買って、部屋に戻る。ずぶ濡れになってしまったよ。のんびり一休みしてから、ひたすら草むしりをする。BGM は Patti Smith の「Horses」。お陰様ですっかり綺麗になりました。通りすがりの男性が「飼い猫が水を飲んでくれないのだけど、どうしたものだろうか」といった話をしてきた。それは困りましたね。夕方にキシピ氏は帰る。どうもありがとうございます。助かりました。
夜はビデオで映画を見る。トマトカレーの余りでチキンライスを作ったが、これが実に美味しかった。
おれはおまえのパパじゃないの「俺好みの映画が立て続けに廉価版になったのでそりゃ買うさ」を読んで。
『ユージュアルサスペクツ』をまだ観たことがないという人は幸運であり、その幸運を噛みしめながら観るといいと思う。一切の情報をシャットアウトして、完全に素の状態で観るといいと思う。一体これがどんなジャンルの映画なのかすら知らずに観られることができた人は幸運です。楽しんでください。
そんなこと言われたら楽しむしかないじゃないですか。いやあ、幸運でした。みんなありがとう。
そういうわけで内容にはあまり触れませんが、ダブルミーニングならぬトリプルミーニングのカメラワークや、謎解きにおける瞬間移動のような強烈なドライヴ感に惚れました。週に一度くらいこういうハイレベルな映画が楽しめたらいいなあ。
今日は一日曇り空。相変わらず蒸し暑い。演奏会に向けて楽譜を書き始めた。その気になれば明日には終わるだろう。+7
新宿に行くことにする。昼過ぎに部屋を出て、目白まで歩く。喫茶店に寄ってから、山手線で新宿。サザンテラスを通って、UNIQLO で服を買う。無印良品に寄って、伊勢丹の ANDERSEN でパンを買っていく。バスで千登勢橋。ちょっと酔ってしまったよ。雑司ヶ谷を歩いて、部屋に戻る。+7
フランボワーズのリキュールを飲み終えた。毎晩のようにオレンジジュースやポンジュースで割って飲んでいたのだけど、実に美味しかったですね。もう一本買ってこようか。
最近、部屋の前によく猫の餌が置いてあるんですけど、あの、もしかして、誰かうちの猫を飼いたいんでしょうか。
死んだ魚のような目をしてこの日を待っていたのです。あの日本橋ヨヲコが帰ってきました。
あらすじ。みんなが自分の居場所を見付け始めました。すべてはこれから始まる。続く。
今回の目玉はやはり笛子さん演説でしょう。
「雑だな」
「…え…?」
「生き方が雑だと言ったんだ
そのままではいつか自分に殺されるぞ」
(中略)
「生きている意味が全て噛み合うその瞬間を味わいたいのなら
丁寧に生きろ
この花のようにな」
いいねえいいねえ。ヨヲコ節全開です。笛子さんには是非、編集長を超えるような最強説教キャラになって頂きたい。
これから熱すぎる展開が待ち受けていることは想像に難くないのですが、その上で注目すべきなのは小田切学ですね。少なくとも女子バレーに関しては、千代、小雪、厚子といった今後のライバルばかりが提示されていて、これから仲間となるサラ、ユカ、鏡子は結局のところ先輩で、しかもまだ一切接触がない状態。小田切がどのような戦友になるのかが、今後の物語の要になると言っても過言ではないでしょう。凡人が天才を救うというのは、日本橋ヨヲコが最も得意とするテーマのひとつですからね。そういう意味でも、もうひとつの要となるのは式島滋。既に長谷川鉄男や平賀信号ばりに超人オーラが出ているので、その圧倒的な力強さがどのようにして失われてしまうのか、失われた後そこに残っているのは何か、いやあ、想像するだけで楽しいですね。ええ、失われること前提ですよ。決まっているじゃないですか。
江古田駅が出てきたから、舞台は練馬区なんですね。いいところじゃないですか。
『少女ファイト 1 (1)』
少女ファイト 1 (1)イブニングKCDX 講談社(イブニングKCDX) 出演者:日本橋 ヨヲコ(著) 発売日:2006/07/21, 価格:\620 |
少し曇りが続いたものの、全体にやはり天気は良い。簡単に庭の草むしりをする。お隣さんから缶ビールとアイスコーヒーを頂いた。いつも済みません。
神楽坂の阿波踊りを見に行くことにする。神楽坂をのんびり散歩して、喫茶店で一休みしてから、友人達と待ち合わせ、阿波踊りの行列を見物していく。かの有名な「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」を初めてきちんと聞くことができた。近くの公園で酒盛りをして、喫茶店で長いこと雑談をする。とても楽しい時間であった。+7
友人が泊まりに来る。就職祝いにコニャックを頂いた。Hennessy の Fine Champagne V.S.O.P という高級品。こんな友人がいる自分はとても恵まれていると思う。これは 3/4 くらい世辞だ。
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