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三月になってしまった。もう取り返しがつかない。鬼はどこに消えた。
会社に行く。
大学に行ってきた。せっかくなので近江屋で焼き菓子を買ったよ。
制限言語のことを初めて知ったのだけど、「ニュースピークの諸原理」が頭の中を駆け巡ってしかたがない。テクニカルな興味は湧いても、本質的にはこういうのは苦手だ。うまく伝わらなくてもいいじゃない、ことばだもの。
直帰できるわけもなく、職場に戻った。がんばります。
よく寝た。お昼頃は初夏のように暑かったが、夕方にはいつもの三月に戻った。また極端だな。
午前中は掃除と洗濯をする。久し振りに「ハンマークラヴィーア」の全楽章を聴いた。アダージョを耐え抜いた者だけが、あのフーガに辿り着くことが許されるのだ。
お昼頃に部屋を出て、電車で御茶ノ水へ。本郷で昼食を取り、三四郎池の周りを歩いて、工学部のスタバでマンゴーパッションティーフラペチーノを買った。今日は合格発表だったのね。十三年前を思い出すよ。やれやれ。
上野公園まで歩き、スタバでコーヒーを飲み、国際子ども図書館に寄っていく。鶯谷から帰った。
曇り。そんなことで大騒ぎすることはない。鷹揚にいこう。
午前中は掃除と洗濯。スクリャービンの楽譜を棚にしまった。仲良くできるのだろうか。フォーレとドヴォルザークに挟まれている。
お昼前に部屋を出て、電車で銀座へ。皆美でごはんを食べてやったぜ。しばらくふらふら歩いてから、今度は三越のラデュレで Religieuse Fleur d'Oranger を食べた。religieuse は religion と関係ある言葉なのだろうと思ったのだけど、「修道女」という意味なのね。なるほど。
日比谷公園を散歩して帰る。野良猫たちは今日も元気であるね。フードショウで食べ物を買い、近所を散歩した。
曇り。まあそこまで欲張ることもあるまい。
午前中は掃除と洗濯を済ませて、下北沢の美容院で髪を切っていただいた。薬局とカルディで買い物をして、KFC でチキンを買っていく。本当に小田急線の地上ホームが閉鎖されていたので驚いたよ。便利になるけど、寂しくなるねえ。大学のグラウンドで近所のパン屋のサンドウィッチを食べる。とてもうまい。
午後はクルマで中野坂上に行き、新宿西口に行ったり渋谷駅前に行ったりしてきた。眺めが新鮮でわくわくするぜ。部屋に戻ってから、近所の公園を散歩して、のんびりピアノを弾いた。
夕方、再び下北沢へ。飲んで帰った。楽しゅうございました。
何度も同じことを書いているけれど、五年前のこの季節、北沢川緑道を歩いていなかったら、僕の人生は大きく変わったものになっていたに違いない。偶然の神さまにはとても感謝している。偶発的な出会いほど素晴らしいものはない。
地味に面白かった。やっぱりシュタゲはやらないといけないね。あと逆転裁判とゴーストトリックもやりたい。そういえば 428 もやりたいのだった。
あの楽しかったころの思い出をみんな忘れたくなくて
自分が子供のころとか青春時代とかに楽しかったゲームを
やり続けるのだなー……と思ったのです
身につまされてしまうね。自分にだってゲームにそういうことを求めているところはあるよ。だから実家に帰ると、きょうだいと一緒にゲームで遊びたい衝動に駆られてしまうのだ。
要するにあの当時の幸せだった感じを回復、再現したいのです……そして
「あの感じ」になれるゲームを探してしまうのです
自分が数学の問題を解くのが好きなのも、似たようなものなのかもね。受験勉強は、もちろんきつい部分もあったけど、とても楽しかったよ。
ウシジマくん全部のせ、再びでありました。どうせならラストシーンで宇津井が鶏肉をもらっていたり神堂さんがまゆみをナンパしていたり G10 くんが AZEMICHI トレインを炸裂させていたりしたら面白かったのに。
(以下、ネタバレを含みます。まっさらな気持ちでいたいひとはこんな感想文は読まない方がいい。あとこの映画も見ない方がいい。)
というわけで、まさかの板橋エンドでありました。そんな馬鹿な。小川純をいい奴にして誰が得するわけ? 板橋をいい奴にするのは、まあ、しかたない。小堀というジョバンニを救うためにはカムパネルラが必要だ。しかし小川純は正真正銘のクズ野郎でだからこそあの樹海オチが活きる。小川純が実はいい奴だっただと? フレイザードが実はいい奴だっただと?
いや、小川純が実はいい奴メソッドが発動したとき、我々の脳裏には悪夢がよぎったはずだ。そう、鈴木美來が強引に借金を肩代わりしようとして「その言葉が聞きたかった」でそれからふたりはいつまでもいつまでもしあわせにくらしましたとさめでたしめでたしエンドである。最悪だ。繰り返そう、最悪だ。樹海オチをちゃんと再現されて本当に良かった。繰り返そう、本当に良かった。そう、この映画の最大の目的は、我々にこの安堵をもたらすところにあったのだ。あの素晴しい愛をもう一度。繰り返そう、あの素晴しい愛をもう一度。
肉蝮へのジャンピング腕折りが再現されていたのはいい。しかしあれはもうちょっと演出を工夫して欲しかった。そもそもあれはロングショットで撮るべきだろう。路地の遠くに華麗に着地するウシジマ社長。カッコイイ!
しかし鈴木美來はびっくりするほど本筋に絡まないね。「なんでその他大勢の一人がこんなに取り上げられているの? やっぱり大島優子だから?」と思ったよ。やっぱり大島優子だからね。しかたないね。ゆうこりんだもんね。え? ちがうの? あと遊離魂ってなに?
最後に普通の感想を書きますが、「ギャル汚くん」に「出会いカフェくん」と 「テレクラくん」を足し合わせるのはやはり過剰というもので、映画的整合性に欠けたように思います。ネッシーの扱いも中途半端でもったいないし。一方、千秋をクルマから下ろすシーンは普通に良いシーンだと思いました。確かにウシジマ社長はそういう気遣いをしそうだ。やるね。
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