<< Prev | Main | Next >>
- 09/12/31 -
■ ピアノ麻雀
やっと分かりました。時代はピアノ麻雀です。いま時代って言った? いま時代って言った。
用例 1 。
「おっと、そのアス、ドゥアーアコルトだ」
(…ほう)
(こんなところで鳴くなんて…。もうコーダか?)
「ハ、さすがにそのツェーのスジは通らねえなあ」
「うっ…」
「オーパス! 幻想ポロネーズだ!」
(いきなりフレデリック…!)
(満貫かよ)
用例 2 。
(河に白鍵が多い…。中期ドビュッシーか?)
(まさか Op.10-5 なんで安直なことはあるまい)
「あ、それ、Bach Werke Verzeichnis です。平均律第13番」
「げ、858点かあ…。点棒が細かくなるから嫌なんだよな」
用例 3 。
「海底…、通れば僕の勝ちです」
「…しゃあねえな」
「牌を全部切りやがった」
「四分三十三秒、成立ですね」
用例 4 。
「トレモロ! トレモロ! トレモロ!」
「ヤロウ…、食いトッカータを狙ってやがる!」
「そろそろカデンツァだな…」
用例 5 。
「ククク、この終盤で、そんな低音は通りませんよ」
「なに?」
「ヘルマ。役満です」
そりゃヘルマは役満ですよ。ハンマークラヴィーア、ロ短調ソナタ、鳥のカタログも役満です。